第８回「日本人の意識・2008」調査（２）

調査結果の概要

憲法によって、義務ではなく、国民の権利ときめられていると思われているものは、「人間らしい暮らしをする」77.1％が最も多く、「税金を収める」42.8％、「思っていることを世間に発表する」34.8％が続く。私たち一般国民の意見や希望は、国の政治に「十分反映している」と思う人は1.9％、「かなり反映している」と思う人は8.8％、「少しは反映している」と思う人は57.5％。一方、「まったく反映していない」と思う人はおよそ３割の28.1％である。今、日本の政治が、取り組まなければならないいちばん重要なことがらは、「国内の福祉を向上させる（福祉の向上）」28.1％、「日本の経済を発展させる（経済の発展）」24.7％、「国内の治安や秩序を維持する（秩序の維持）」21.4％が上位に挙げられている。ふだん、支持している政党は、４人に１人が「自民党」26.0％を支持しており、次に支持されている政党は「民主党」15.4％である。しかし、45.5％は「特に支持している政党はない」と回答している。一番好きな外国は、「アメリカ」17.7％が１位となり、２位以下の「オーストラリア」8.6％、「スイス」8.6％を大きく引き離している。外国や外国人に対して、ＡからＣまでの、１つ１つについて、「そう思う」か「そうは思わない」かを答えてもらうと、「そう思う」との回答が最も多いのは、『貧しい国の人達への支援活動に協力したい』76.9％。一方、「そうは思わない」との回答が最も多いのは、『機会があれば、海外で仕事や勉強をしてみたい』54.9％で、過半数を超える。結婚についての考え方で、『必ずしも結婚する必要はない』と考える人は59.6％と、『人は結婚するのが当たり前だ』と考える人の35.0％を大きく上回っている。『結婚しても、必ずしも子どもをもたなくてよい』と考える人は48.4％で、僅かに『結婚したら、子どもをもつのが当たり前だ』と考える人の44.8％を上回っている。

調査結果