東京・オランダ首都圏の働く男女の健康意識調査(3)

  • 調査期間
  • 2008/10/02~2008/10/10
  • 調査対象
  • 東京、オランダ首都圏(Randstad Holland)に居住する30代・40代の男女 800人(各国400人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

(2より続く)健康維持のための食生活として意識している事を見ると、【東】では「1日3食必ず食べる」39.8%、一方、【オ】では「脂肪を摂り過ぎない」56.8%が最も多く挙げられた。プロバイオティクスの認知度(「意味・内容を知っている」「聞いた事がある」)は、【東】65.0%、【オ】61.3%ともに6割。【オ】では、「意味・内容を知っている」35.5%が3人に1人の割合であった。摂取率は、「週に3回以上」の割合が、【東】で21.6%に対し、【オ】で13.8%と、【オ】では認知度の高さに反して摂取率は低かった。乳酸菌飲料の摂取率を見ると、「週に3回以上」の割合は、【東】14.5%、【オ】12.3%と、大きな差は見られなかったが、「全く摂っていない」の割合が【オ】で大変多くなっている。日常的な症状は、【東】では「肩こり」51.8%、【オ】では「頭痛」34.8%が最も多かった。健康のために気をつけている事は、【東】では「睡眠を充分にとる」42.3%、【オ】では「普段の食事に気をつける」66.0%が最も多く、健康維持のための意識は【オ】の方が高く、全ての項目で【東】を上回っている。健康管理のために日頃から気をつけている器官を尋ねると、【東】、【オ】ともの半数以上が「特にない」と回答しているが、具体的な回答を見ると、【東】では「胃」「肝臓」「腸」、一方、【オ】では「心臓」「胃」「肺」という順で多かった。腸の健康状態について見ると、【東】では37.0%、【オ】では68.6%が「丈夫である」と感じている。腸の健康のために心がけている事としては、【東】、【オ】ともに「水分を摂る」が最も多く挙げられ、【東】では「ヨーグルトを摂取する」42.8%が多くなっているが、【オ】では21.3%と、【東】の半数程度の認識に留まった。

調査結果

((2)より続く)
☆参考データ~食べ物の摂取状況 (単位:%)
東京オランダ首都圏
穀物果物類乳製品穀物果物類乳製品
よく食べる58.314.524.367.841.052.5
まあ食べる37.042.545.526.826.829.5
あまり食べない4.540.328.35.328.816.5
全く食べない0.32.82.00.33.51.5
健康維持のための食生活 (単位:%)
東京オランダ首都圏
11日3食必ず食べる39.8脂肪を摂り過ぎない56.8
2夜食や間食を少なくする39.5できるだけ多くの種類の食材を食べる55.5
3食べ過ぎない37.81日3食必ず食べる49.5
4ヨーグルトを食べる36.5糖分を摂り過ぎない49.3
5脂肪を摂り過ぎない36.0塩分を摂り過ぎない45.0
プロバイオティクスの認知度 (単位:%)
プロバイオティクスの摂取状況 (単位:%)
乳酸菌飲料の摂取状況 (単位:%)
日常的な症状 (単位:%)
東京オランダ首都圏
1肩こり51.8頭痛34.8
2眼の疲れ45.5肩こり31.8
3疲れやすい41.3腰の痛み28.5
4腰の痛み31.3疲れやすい27.3
5イライラしやすい29.3イライラしやすい23.3
健康のために気をつけている事 (単位:%)
東京オランダ首都圏
1睡眠を充分にとる42.3普段の食事に気をつける66.0
2普段の食事に気をつける41.3睡眠を充分にとる58.8
3適度な運動をする40.8適度な運動をする47.0
4規則正しい生活をする29.8タバコを吸わない47.0
5タバコを吸わない29.5規則正しい生活をする44.3
健康管理に重要な器官 (単位:%)
東京オランダ首都圏
116.5心臓17.3
2肝臓8.010.5
37.89.8
4心臓5.03.3
5特にない52.5特にない51.8
腸の丈夫さ (単位:%)
腸の健康のための心がけ (単位:%)
東  京オランダ首都圏
1水分を摂る48.5水分を摂る41.5
2ヨーグルトを摂取する42.8繊維質のものを食べる・飲む39.3
3野菜を多く食べる34.8野菜を多く食べる37.8
4繊維質のものを食べる・飲む30.81日3食の食事をする34.3
5牛乳を飲む25.8運動をする28.5
調査実施先:(株)ヤクルト本社