大学生の一人暮らしの実状と部屋探しについて(1)

  • 調査期間
  • 2008/10/21~2008/10/24
  • 調査対象
  • 首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)在住の一人暮らしをしている大学生 470人(男性245人、女性225人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

不動産総合情報サービスのアットホーム(株)では、このたび、首都圏で一人暮らしをしている大学生を対象に標記のアンケートを実施して、その結果をまとめた。それによると、現在の家賃は全体では「5万円台」28.1%が最多で、平均「5.97万円」。これを男女別で見ると、平均家賃は女子(6.18万円)の方が男子(5.77万円)より4,100円高い。建物タイプは、男子の6割以上が「賃貸アパート」65.7%、一方、女子は「賃貸マンション」42.2%、「賃貸アパート」57.4%となっている。現在の間取りは半数が「1K」(全体50.5%、男子49.8%、女子51.1%)。しかし、希望の間取りでは「1DK以上」(「1DK」29.8%+「1LDK」16.0%+「2K」7.4%+「2DK」6.6%+「2LDK以上」3.4%)」が63.2%と6割に達する(男子63.7%、女子62.7%)。最も好ましいと思う居室タイプは「洋室(フローリング)」84.9%で、特に女子87.1%の人気が高い。居室部分の広さでは「8帖位」42.5%との回答が全体の4割を超え、平均は「8.3帖」に。現在の住まいを決める際、物件面で重視した事のトップはやはり「家賃」83.8%で、以下「間取り・広さ」70.6%、「設備」47.9%と続いた。男女別で見て、大きな差があったは「階数」(女性52.9%、男性22.0%)で、その差は30ポイント。また、環境面では全体、男女別いずれも「学校から近い」と「最寄り駅から近い」の2つの割合が抜きん出て多かった(2に続く)。

調査結果

現在の家賃 (単位:%)
平均  :全体:5.97万円男子:5.77万円女子:6.18万円
現在の建物タイプ (単位:%)
現在の間取り (単位:%)
(もし、引っ越せるとしたら)希望の間取りタイプ (単位:%)
最も好ましいと思う居室タイプ (単位:%)
居室部分の希望の広さ (単位:%)
※平均  :全体:8.3帖男子:8.3帖女子:8.3帖
現在の住まいを決める際、重視した事
<物件> (単位:%)
全体男子女子
1家賃83.884.583.1
2間取り・広さ70.669.472.0
3設備47.943.352.9
4日当り・通風が良い40.437.144.0
5階数36.822.052.9
6部屋の内装32.129.834.7
<環境> (単位:%)
全体男子女子
1学校から近い69.469.069.8
2最寄り駅から近い59.457.161.8
3スーパーマーケットが近い39.135.543.1
4コンビニエンスストアが近い29.829.030.7
5治安が良い28.722.935.1
6市役所・郵便局等公共施設が近い8.54.512.9
(2)に続く
調査実施先:アットホーム(株)