第14回 新成人意識調査(2) |
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調査結果の概要
(1より続く)2009年から開始される裁判員制度について、「裁判員を務めたい」31.9%と考えている人は3割ほどで、「人を裁く事に抵抗」24.9%や「時間を割かれる」24.7%、「正しい判断をする自信がない」24.5%などを理由に、およそ6割の人が「勤めたくない」57.8%と回答している。仕事観に目を向けると、「仕事だけの人生はいやだ」57.6%がトップ。2位は「経済不況に入り、職に就けるか不安」56.1%と、新成人の職に対する不安が高いことが窺える結果となった。これから就職・転職活動をする上での不安は「社会人として適用するか」57.4%、「自分のビジネススキルが充分か」45.9%など、自分に対して自信を持てないでいる姿が浮かび上がった。交際相手の有無を問い、男女別で見ると、交際相手がいる割合は、男性20.5%に対し、女性は33.3%と女性の方が12.8p上回っている。恋愛に必要な事では「コミュニケーション力」72.2%が第1位に挙げられ、とりわけ、女性76.6%の方が男性67.9%よりも重視している。また、「外見・スタイル」についても、女性59.3%の方が男性42.8%よりも重視している。これまでの恋愛の形は?結果を見ると、『女高男低』の恋愛模様が見て取れる。現在の交際状況は低調であるものの、結婚意向についてはどうか?「早く、またはいずれは結婚したい」と考えている人は80.4%で、若干、女性82.1%が男性78.7%を上回っている(3に続く)。
調査結果
- 恋愛に必要な事 (単位:%)
全体 男性 女性 コミュニケーション力 72.2 67.9 76.6 優しい性格 54.2 52.7 55.7 話題力 51.4 52.7 50.2 外見・スタイル 51.1 42.8 59.3 清潔感 50.0 42.0 57.9 ファッションセンス 46.0 41.8 50.2 趣味について 31.9 29.2 34.4 - これまでの恋愛の形 (単位:%)
全体 男性 女性 全くの片思いの恋愛経験しかしてこなかった 13.6 13.0 14.1 恋愛をした数だけ、自分が失恋してきた 8.4 10.4 6.5 どちらかと言うと、自分が振られる方が多かった 21.6 25.4 17.9 どちらかと言うと、自分から振る方が多かった 25.6 18.6 32.5 恋愛をした数だけ、自分から全て相手を振ってきた 4.4 3.1 5.7 はっきりとわからない・恋愛の経験はない 21.3 26.6 16.0 - 結婚の意向
(3に続く)