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女子中高生の「学校へのケータイ持ち込み原則禁止化」に対する意識調査 |
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調査結果の概要
大阪府をはじめ、公立の小・中学校へのケータイの持ち込みを全面的に禁止する方針を打ち出す自治体が増え、将来的には高校でもケータイの持ち込みを制限すべきとの見解も出てきている。この流れに対して、規制の対象となる当の女子中高生たち(以降、中学生、高校生と称する)はどのように感じているのか?調査した結果、ケータイの学校への持ち込み原則禁止に対し、高校生の29.5%、中学生の20%が「賛成」と回答。一方、「反対」する中学生(62%)の割合は高校生(44%)の1.4倍と、実際に即影響を受ける中学生の方が規制に対する反発が強い事が見受けられた。ケータイの学校への持ち込み状況を見ると、禁止されている(「禁止されているので持って行かない」+「禁止されているけど持って行ってる」)のは中学生で82%、高校生で27%。現段階で既に中学生の8割近くが学校への持ち込みを禁止されているという事がわかった。これに対し、実際に学校へ持ち込んでいる(「許可されているので持って行ってる」+「許可されているけど持って行かない」)割合は、中学生で62%、高校生で95%となり、高い割合で持ち込んでいる現状が窺える。使用時間帯は中学生・高校生のいずれも目立つのは、「通学時」や昼休みなどの「休憩時間」だった。「使わない」については、中学生(16%)の割合は高校生(8%)の2倍に上り、中学生の方がケータイの使用を自粛している傾向が見られる。ケータイの持ち込みとイジメの関連性は?回答からは、中学生の88%、高校生の81%は「イジメにつながっていると思わない」と答え、関連性は感じていない様子。また、実際にいやがらせ等の被害を受けた割合もいずれも1割前後だった。
調査結果
- 小・中学校の学校へのケータイ持ち込みを原則禁止とする方針に関して、どう思う?
- 「持ち込み禁止」に賛成の理由(366件から抜粋)
・ 授業中にいじったりしてしまう。授業に集中できない。 ・ 友達との会話よりネット友達やゲームを優先してしまうから。 ・ ケータイを持っていない人が、持っている人の輪の中に入れなくなるから。 ・ 連絡だけなら公衆電話でも良いはず。 - 「持ち込み禁止」に反対の理由(747件から抜粋)
・ 災害や犯罪等、いざという時に助けを呼べるから。 ・ 帰りが遅くなると親が心配してしまうからあった方が連絡できて親も安心できるから。 ・ 休み時間に他クラスの友達と連絡がつきやすい。部活などでのその日の練習などの連絡が全員にきちんとまわる。 ・ もし、いじめ対策とか学業に影響とかが心配なら学校だけ持たないじゃ意味がないと思う。 - 学校へ携帯を持って行ってますか?