第２回　若年層の就労に関する意識調査

調査結果の概要

(株)明治安田生活福祉研究所が実施した『第２回　若年層の就労に関する意識調査』によると、2006年時点で正規就労者だった人のうち、男性の96.0％、女性の84.7％は2008年も正規就労者だった。男性を見ると、２年間で非正規就労者（派遣・契約社員27.6％、パート・アルバイト25.9％）と無職・求職中28.4％の４人に１人が非正規就労者に変化している。2006年、2008年いずれも正規就労者であった人の転職経験の有無について、男性の39.1％、女性の48.7％が転職の経験者で、今後の転職意向を持つ人は、＜正規－正規＞＜非正規－正規＞の男女ともにおよそ２割。その一方で、「転職・独立は考えていない」との回答は男性より女性で多かった。転職・独立の希望の理由では、＜正規－正規＞の男女と＜非正規－正規＞の女性は「収入や労働条件が良くなる」が最も多く、一方、＜非正規－正規＞の男性では「好きな仕事がしたい」45.9％が最も多かった。2006年、2008年の調査時にフリーターだった人に、そのメリット・デメリットを問うと、メリットとして、男性では2008年調査で「働く時間が自由」が大きく低下、そして「良いと思うことはない」が３割を超えた。女性では30代で「働く時間が自由」が、2006年の30.2％から、2008年は48.8％と大きく上昇している。デメリットは「雇用が不安定」を挙げた割合には、経年変化が見られないが、年齢層による差が大きく、30代は20代の倍近い。女性の場合、30代で「収入が少ない」が、2006年の44.2％から2008年には55.8％に上昇している。

調査結果