日本人部下に対する外国人上司の意識調査(2)

  • 調査期間
  • 2008/11/05~2008/11/12
  • 調査対象
  • ※全国の25歳以上の男女 542人(男性424人、女性105人、不明13人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

(1より続く)日本人の部下と仕事していて、最も苦労するのは、「他人との衝突を恐れる」13.8%、「リスクを避ける」12.4%、「変化への対応力がない」12.2%、「創造力に欠ける」10.6%などが上位を占めた。今後、部下を受け入れる際に重視する点では、「リスクを恐れない」10.9%、「創造性がある」9.4%、「変化への順応性」9.4%が上位に挙げられた。もし、英語が堪能な日本人と日本語が堪能な外国人がいて、仕事に関して同等なスキルを期待できるとしたら、どちらを採用するか?「英語が堪能な日本人」44.0%が「日本語が堪能な外国人」25.1%を上回った(ただし、国籍や語学力よりも、ビジネスをする上での個人資質や能力に期待している声が聞こえた)。日本のビジネスマンは、世界(グローバル)でも通用するのだろうか?「通用する」23.4%、「まあ通用する」32.4%で55.8%と、日本のビジネスマンへの評価や期待の高さが窺えるが、一方で、「どちらとも言えない」28.2%、「あまり通用しない」12.0%、「通用しない」4.1%と、まだグローバルでの対応力に疑問を抱いている外国人も少なくない。日本人ビジネスマンに将来ポジションを奪われる脅威について尋ねると「感じない(「あまり感じない」42.1%を含む)」とする回答が79.3%と、脅威になると認識されていない現状が浮き彫りになった。

調査結果

  ※1より続く  
日本人の部下と仕事をしていて、どのようなところに苦労を感じますか? (単位:%)
日本人ビジネスマンを自分の部下として迎え入れる場合、どのような点を重視したいですか? (単位:%)
【その他の回答より】 (単位:件)
1オープンマインド、自分の意見をはっきりと言える8
2ポジションによる、ポジションに合ったスキルを持っている3
国際的なマインドを持っている
広い視野を持っている、型にとらわれない、新しい事に挑戦できる、探究心を持っている
英語が堪能な日本人と日本語が堪能な外国人がいた場合、どちらを採用されますか? (単位:%)
【左下設問での回答理由】 (単位:件)
1市場による:取引先による、その地域の文化を理解できる、市場に精通57
2国籍は関係ない:性格、素質、能力で判断52
3ビジネス、ポジションによる29
4真面目、態度が良い、注意深い、仕事熱心、責任感がある27
5仕事の効率、生産性、仕事の質/費用対効果16
日本のビジネスマンは、世界(グローバル)でも、通用できると思いますか? (単位:%)
今後、日本のビジネスマンが世界で活躍するためには、どのような要素が必要だと思われますか? (単位:件)
1語学力88
2グローバルな視点、国際ビジネスへの理解、国際感覚、古い習慣からの脱却79
3創造性、柔軟性、変化への順応性、広い視野78
4熱意、積極性、リスクを恐れない、新しい事への挑戦、自ら考える事、自立性52
5異文化、他者の理解・受け入れ、日本人以外の受け入れ39
最期に、貴方は日本人ビジネスマンに将来ポジションを奪われる脅威を感じますか? (単位:%)
調査実施先:(株)シー・シー・コンサルティング