日本人部下に対する外国人上司の意識調査(1) |
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調査結果の概要
外資系企業への転職支援サイト「キャリアクロス」を運営する(株)シー・シー・コンサルティングは、日本在住の外国人のみを対象に「日本人部下に対する外国人上司の意識調査」を実施した。その結果を見ると、日本人の部下に関して、一緒に「働きやすい+やや働きやすい」と答えた外国人上司が全体の82.6%と、8割強がおおむね「働きやすい」と評価。また、9割以上の人が「日本人の部下を信用している」94.4%と回答したが、全面的に理解しあえているという事ではなく、何を考えているか分からない時が「頻繁にある」13.6%、「たまにある」63.9%と答えた人が8割程度に上り、信用しつつも考えを共有できないまま仕事を進める事もある様子。日本人の部下と、母国の部下とを比べてどのようなところに違いを感じるか?の設問の回答を見ると、仕事の丁寧さ(「丁寧」49.1%、「やや丁寧」33.5%)に関しては評価が高いものの、創造性(「やや欠ける」29.9%、「欠ける」14.3%)での評価の低さが目立った。また、挑戦する気持ちでは「ややリスクを恐れる」38.2%、「リスクを恐れる」18.8%が57.0%と過半数を超え、議論のスタンスでも「やや他人との衝突を恐れる」37.0%、「恐れる」22.9%が59.9%と6割を占め、ネガティブな評価となっている。変化への順応性に関しても「やや順応性に欠ける」32.0%、「順応性に欠ける」18.1%を合わせて51.1%と低い評価となった(2に続く)。