日本人部下に対する外国人上司の意識調査(1)

  • 調査期間
  • 2008/11/05~2008/11/12
  • 調査対象
  • ※全国の25歳以上の男女 542人(男性424人、女性105人、不明13人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

外資系企業への転職支援サイト「キャリアクロス」を運営する(株)シー・シー・コンサルティングは、日本在住の外国人のみを対象に「日本人部下に対する外国人上司の意識調査」を実施した。その結果を見ると、日本人の部下に関して、一緒に「働きやすい+やや働きやすい」と答えた外国人上司が全体の82.6%と、8割強がおおむね「働きやすい」と評価。また、9割以上の人が「日本人の部下を信用している」94.4%と回答したが、全面的に理解しあえているという事ではなく、何を考えているか分からない時が「頻繁にある」13.6%、「たまにある」63.9%と答えた人が8割程度に上り、信用しつつも考えを共有できないまま仕事を進める事もある様子。日本人の部下と、母国の部下とを比べてどのようなところに違いを感じるか?の設問の回答を見ると、仕事の丁寧さ(「丁寧」49.1%、「やや丁寧」33.5%)に関しては評価が高いものの、創造性(「やや欠ける」29.9%、「欠ける」14.3%)での評価の低さが目立った。また、挑戦する気持ちでは「ややリスクを恐れる」38.2%、「リスクを恐れる」18.8%が57.0%と過半数を超え、議論のスタンスでも「やや他人との衝突を恐れる」37.0%、「恐れる」22.9%が59.9%と6割を占め、ネガティブな評価となっている。変化への順応性に関しても「やや順応性に欠ける」32.0%、「順応性に欠ける」18.1%を合わせて51.1%と低い評価となった(2に続く)。

調査結果

  ※調査対象 : 日本に1年以上在住し、日本人の部下を持っていた経験のある外国人  
貴方は、日本人の部下との働きやすさについてどのように思われますか? (単位:%)
日本人の部下を信用できますか? (単位:%)
貴方は、日本人の部下が何を考えているか分からない時がありますか? (単位:%)
日本人の部下について、今まで母国の部下と比べて、どのようなところに違いを感じますか?
<仕事の質> (単位:%)
<創造性> (単位:%)
<挑戦する気持ち> (単位:%)
<議論のスタンス> (単位:%)
<変化への順応性> (単位:%)
  ※2に続く  
調査実施先:(株)シー・シー・コンサルティング