余命に関するアンケート調査

  • 調査期間
  • 2008/09/09~2008/09/11
  • 調査対象
  • 30歳~59歳の男女 500人(男女各250人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

映画やテレビのドキュメンタリーなどで、余命宣告後の生き方をテーマにした作品が評判になっている。もし、自身がその立場に置かれたら?働き盛りの世代を対象にアンケート調査を行った。突然の余命宣告―素直に受け入れられるのか?どんな手段を尽くしてでも延命を「望む」という人は15.6%に過ぎず、「望まない」58.0%が6割に及んだ。これは延命措置に負のイメージを抱いているからと考えられる。生きている間に、やっておきたい事の有無を尋ねると「ある」との回答は68.2%で、具体的には旅行関連や家族関連(特に女性で目立つ)の希望が多かった。闘病生活では『憧れの人』の存在が心の支えになる事もある。そこで、会ってみたい著名人の有無を聞いてみると「いる」という人は27.0%で、具体名で最も多かったのは皇族の方々。他に名前が挙がったのは「イチロー選手」や「ビートたけしさん」「桑田佳祐さん」「松田聖子さん」など幅広い世代に支持される大物たち。また、生きているうちに訪ねてみたい場所が「ある」人は62.2%で、具体的には新婚旅行や家族旅行、生まれ故郷などの『思い出の場所』と『行った事がない場所』にわかれた。人生最期の瞬間を迎えたい場所は?「自宅」で45.8%(男性48.8%、女性42.8%)との回答は半数に届かず、意外な結果に。理由としては、家族の負担を配慮した声が目立った。遺品や遺産に関する要望の有無について、「ある」は23.8%、男女別で比べると、男性14.0%、女性33.6%と差が見られた。人生の締めくくり~葬儀の希望は「身内だけで」70.4%という人が多く、男性で68.4%、女性で72.4%に達する。また、粉状にした遺骨を海や山などにまく散骨について「散骨したい」との回答は28.6%で、男性24.8%より女性32.4%で望む人が多かった。

調査結果

  ※各設問は、自分が“余命半年”であると宣告されたと仮定して答えてもらった。  
どんな手段を尽くしてでも延命を望みたいですか?(全体) (単位:%)
生きている間に、これだけはやっておきたい事はありますか?(全体) (単位:%)
会ってみたい著名人はいますか?(全体) (単位:%)
生きているうちに訪ねてみたい場所はありますか?(全体) (単位:%)
人生最期の瞬間は、できれば自宅で迎えたいですか? (単位:%)
※家庭で療養しながら自宅での死も選べるように、2006年4月に“在宅療養支援診療所制度”が導入された。
遺品や遺産の取り扱いについて、何らかの要望はありますか? (単位:%)
葬儀に関して、貴方の希望に当てはまるのはどれですか? (単位:%)
全体男性女性
親族など身内だけで済ませたい70.468.472.4
お香典・供花は辞退したい18.218.018.4
無宗教形式で執り行いたい16.014.417.6
葬儀では自分の好きな音楽を流したい22.819.226.4
絶対に来て欲しくない人がいる3.23.62.8
自身の遺骨をどこかに散骨したいと思いますか? (単位:%)
  http://research.goo.ne.jp/  
調査実施先:NTTレゾナント(株)/読売ウィークリー