大不況時代 40代アラフォー女性の自己防衛術(2)

  • 調査期間
  • 2008/11/14~2008/11/17
  • 調査対象
  • 40歳~45歳の会社員(正社員)女性 1,000人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

(1より続く)今後のキャリアプランについて尋ねると、「絶対に定年まで仕事を続けたい」17.8%と「できれば定年まで仕事を続けたい」36.6%を合わせて半数を超える54.4%が「定年まで仕事を続けたい」と考えている事がわかった。実際にキャリアプラン実現のために学習活動を行っている女性は31.4%。その内容は「資格取得」や「語学」、「パソコン」などが上位に挙げられた。また、キャリアアップにかける1ヶ月あたりの費用は、「5千円未満」38.2%が最も多く、続いて「5千円~1万円未満」32.2%。また、キャリアアップのために費やす時間は1週間に「5時間未満」との回答が57.3%、「5時間以上~10時間未満」が33.1%だった。バリバリ働いているイメージのあるアラフォー女性―その一方で、人生を豊かにする上で最も重要な時間を聞くと「家族と過ごす時間」32.3%、「趣味などの時間」32.1%、「一人の時間」12.8%が上位に挙げられた。仕事中心になりがちな男性に比べて、女性はプライベートな時間も大切にしている様子が窺える。この年代の女性を表現する言葉を取り上げ、実際に自分に当てはまるかを尋ねると、「仕事と結婚を自由に選択してきた」「自分に限らず、急いで結婚する必要はないと思う」という結婚に関する意識は、肯定派が80%前後を占めた。最期に、『バブル期世代』と呼ばれる事についてどう思うかを尋ねると、「確かに華やかな時代だった」30.6%との回答に対して、43.1%の女性は「言われるほど華やかな時代ではなかった」と答えている。

調査結果

  1より続く  
今後のキャリアプランをどのようにお考えですか?(全体) (単位:%)
キャリアプラン実現のために何か学習活動を行っていますか?(全体) (単位:%)
キャリアプラン実現のために行っている学習活動はどのような内容ですか?(上記設問で「行っている」と回答した女性) (単位:人)
1資格取得106
2語学63
3パソコン37
4ビジネス実務25
5会計、簿記など財務19
キャリアアップにかける費用は、1ヶ月いくら位ですか?(全体) (単位:%)
キャリアアップのために費やす時間は、1週間で何時間位ですか?(全体) (単位:%)
貴方の人生を豊かにする上で最も重要な時間はどれですか?(全体) (単位:%)
次の項目について、貴方に当てはまるかどうかお答え下さい(全体) (単位:%)
20歳代で“おやじギャル”と呼ばれ、30歳代では“負け犬”“おひとりさま”、そして40歳代になった今は“アラフォー”と、年代ごとにネーミングされる女性たち。この世代は、大卒であればほぼ男女雇用機会均等法の施行以降、就職氷河期以前に社会人となりバブルを経験している。「男女雇用機会均等法の恩恵を受けて自分のキャリアを自由に選択」「バブル期で贅沢な生活を経験。今もバブルをひきずっている」などと、なぜかあまり良いイメージでは語られていない。
“バブル期世代”と呼ばれる事についてどう思いますか?(全体) (単位:%)
「言われるほど華やかな時代でもなかった」
いわゆる“ワンレン・ボディコン”の女性たちが電飾きらめくディスコで踊っていたり、クリスマスは1年以上も前からホテルが予約で一杯になり、当日はブランド店が人であふれたり…など、バブルを象徴する光景は多々あったが、一部の現象だったのかもしれない。
調査実施先:学校法人 産業能率大学