大不況時代 40代アラフォー女性の自己防衛術(2) |
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調査結果の概要
(1より続く)今後のキャリアプランについて尋ねると、「絶対に定年まで仕事を続けたい」17.8%と「できれば定年まで仕事を続けたい」36.6%を合わせて半数を超える54.4%が「定年まで仕事を続けたい」と考えている事がわかった。実際にキャリアプラン実現のために学習活動を行っている女性は31.4%。その内容は「資格取得」や「語学」、「パソコン」などが上位に挙げられた。また、キャリアアップにかける1ヶ月あたりの費用は、「5千円未満」38.2%が最も多く、続いて「5千円~1万円未満」32.2%。また、キャリアアップのために費やす時間は1週間に「5時間未満」との回答が57.3%、「5時間以上~10時間未満」が33.1%だった。バリバリ働いているイメージのあるアラフォー女性―その一方で、人生を豊かにする上で最も重要な時間を聞くと「家族と過ごす時間」32.3%、「趣味などの時間」32.1%、「一人の時間」12.8%が上位に挙げられた。仕事中心になりがちな男性に比べて、女性はプライベートな時間も大切にしている様子が窺える。この年代の女性を表現する言葉を取り上げ、実際に自分に当てはまるかを尋ねると、「仕事と結婚を自由に選択してきた」「自分に限らず、急いで結婚する必要はないと思う」という結婚に関する意識は、肯定派が80%前後を占めた。最期に、『バブル期世代』と呼ばれる事についてどう思うかを尋ねると、「確かに華やかな時代だった」30.6%との回答に対して、43.1%の女性は「言われるほど華やかな時代ではなかった」と答えている。
調査結果
- 貴方の人生を豊かにする上で最も重要な時間はどれですか?(全体) (単位:%)
- 次の項目について、貴方に当てはまるかどうかお答え下さい(全体) (単位:%)
※ 20歳代で“おやじギャル”と呼ばれ、30歳代では“負け犬”“おひとりさま”、そして40歳代になった今は“アラフォー”と、年代ごとにネーミングされる女性たち。この世代は、大卒であればほぼ男女雇用機会均等法の施行以降、就職氷河期以前に社会人となりバブルを経験している。「男女雇用機会均等法の恩恵を受けて自分のキャリアを自由に選択」「バブル期で贅沢な生活を経験。今もバブルをひきずっている」などと、なぜかあまり良いイメージでは語られていない。 - “バブル期世代”と呼ばれる事についてどう思いますか?(全体) (単位:%)
※ 「言われるほど華やかな時代でもなかった」
いわゆる“ワンレン・ボディコン”の女性たちが電飾きらめくディスコで踊っていたり、クリスマスは1年以上も前からホテルが予約で一杯になり、当日はブランド店が人であふれたり…など、バブルを象徴する光景は多々あったが、一部の現象だったのかもしれない。