暮らしについてのアンケート調査

  • 調査期間
  • 2008/10
  • 調査対象
  • 東京圏、大阪圏在住の20歳代~50歳代の主婦(冬に鍋を実施し、かつ配偶者が給与所得者) 650人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

今シーズンの食卓と鍋料理の傾向を探るため、ミツカングループでは、東京圏・大阪圏の主婦を対象に『暮らしについてのアンケート』を実施した。まず、1年前と比べた暮らしについて尋ねたところ、47.8%もの人が「苦しくなった(「やや苦しくなった」35.2%を含む)」と回答。家計をやり繰りするために食生活で心がけている事が「ある」という人にそれは何か?聞くと、「材料を無駄にせず使い切る」77.7%や「冷蔵庫の在庫をできるだけ利用する」74.6%の割合が高かった。冬の代表的なメニューの中で最も家計を助けるメニューでは「鍋」「カレー」「うどん・そば」が全体・東京圏・大阪圏でいずれも上位3位に挙げられ、理由として「節約に加え、野菜がたくさん摂れる」91.0%が最も多かった。冬の節約メニュー第1位に挙がった「鍋料理」。給料日前後で実施されるメニューに違いは?給料日前は、具材の工夫がしやすい「寄せ鍋」や「水炊き」、「湯豆腐」。給料日後は、肉がメインの「すき焼き」「しゃぶしゃぶ」の頻度が高くなる。また、その鍋にかける家族1人あたりの食費は、給料日前は「446円」、給料日後は「685円」。給料日前から給料日後にかけて、平均で「239円」上昇している。エリア別に見ると、給料日前後のそれぞれにおいて、大阪圏の平均が東京圏の平均を大きく上回っている。さらに、『心がけ』の違いでは、給料日前は、「野菜をたくさん摂る」「冷蔵庫の在庫を使う」といった、時と場合に応じて素材を上手に工夫する『やり繰り』が重視される様子。一方、給料日後は、「家族が揃う日」に、「家族が好きな味付け・具材」で「見栄えのする」、「いつもより豪華な」鍋をする傾向にあるようだ。

調査結果

1年前と比べた暮らしの変化(全体) (単位:%)
生活必需品の価格が上昇し続ける中、全体の半数近くが「苦しくなった」12.6%、「やや苦しくなった」35.2%と回答。そんな中、家計をやり繰りするために食生活で心がけている事が「ある」との回答が74.5%を占めた。
家計をやり繰りするために食生活で心がけている事(心がけている事が「ある」と回答した人) (単位:%)
冬の代表的なメニューの中で最も家計を助けるメニューは何ですか?(同上) (単位:%)
全体東京圏大阪圏
1位    30.01位    31.91位    28.3
カレー2位    28.92位    31.12位    27.2
うどん・そば3位    11.83位      8.23位    14.7
雑炊4位      7.05位      5.94位      7.9
スープ・ポトフ5位      5.64位      6.86位      4.5
豚汁6位      3.77位      2.35位      4.9
シチュー7位      2.97位      2.37位      3.4
ラーメン8位      2.56位      3.28位      1.9
(上記設問で「鍋」と回答した人に)その理由は何ですか? (単位:%)
給料日の前・後で、実施されるメニューに違いはありますか?(左欄2問目に「ある」と回答した人) (単位:%)
給料日前給料日後
寄せ鍋46.938.2
水炊き43.027.5
すき焼き13.453.9
キムチ鍋・チゲ鍋29.533.7
おでん27.728.7
しゃぶしゃぶ12.035.7
湯豆腐31.410.1
みそ味和風鍋19.419.2
豆乳鍋  6.0  7.2
もつ鍋  4.5  5.4
その鍋にかける家族1人あたりの食費(夕食)はいくら位ですか?(同上) (単位:円)
給料日前給料日後
全体446685
東京圏408623
大阪圏477737
給料日前後で、鍋を実施するにあたっての“心がけ”に違いはありますか?(同上) (単位:%)
給料日前給料日後
野菜をたくさん摂れるようにする59.347.7
冷蔵庫の在庫を使う48.120.2
家族が揃う日に作る30.038.2
栄養バランスを良くする26.933.1
家族が好きな味付け・具材にする20.032.2
彩りやボリュームなど見栄えを良くする16.929.8
具材の量や種類を増やす11.031.4
肉や魚の量を増やす  3.730.0
具材の質を上げる  2.525.2
調査実施先:(株)ミツカングループ本社