食周りのエコに関する調査 |
|
|
調査結果の概要
環境問題が深刻化する中、一般の家庭における環境への取り組みも重視されてきている。主婦はエコに対してどのような意識を持ち、どんな事を実践しているのだろうか?20代から50代までの主婦に、食周りのエコについてアンケートを実施した。それによると、日ごろから「エコを実践している」92.4%主婦は9割以上に及び、10年前に比べ87.2%がエコについて「積極的になった」と回答している。この10年でもっとも実践度が上昇したエコ項目は、「買い物袋を持参する」32.1%→74.9%で、40ポイント以上も増えている。次いで「ポット等を長時間保温にしない」54.2%→75.7%、「揚げ油の量は少な目にする」68.4%→80.9%など、家計の節約につながる項目が挙げられた。現在、実践しているエコトップ3は「調理時の火力調整」95.6%、「ゴミの分別」93.6%、「ご飯のついた食器を水に浸す」92.4%、一方、今後、実践したいのは「なるべく量り売りを利用」66.3%、「エコマーク付商品購入を心掛ける」62.2%、「旬のものをまとめ買いする」58.1%などが挙げられた。家族とエコについて話す頻度を問うと、「月に2~3日」31.6%がもっとも多く、「月1日以下」21.9%、「週に2~3日」14.3%と続き、平均すると「週に1日」となった。エコに取り組む気持ちは、「使えるものを捨てるのはもったいない」88.0%が最も多く、また、「節約になり家計が助かる」55.8%、「無駄が減るのですっきりする」53.0%も半数以上の主婦が挙げている。エコを実践している人のイメージは「節約家」「マメ」「家庭的」「真面目」などで、「エコ」=「節約」という認識が浮き上がっている。20代、30代では「家庭的」が、40代、50代では「社会的」という言葉がやや上位にランクされており、年代によってエコのイメージは多少違うようだ。
調査結果
- 家族とエコについて話す頻度(全体) (単位:%)
※ 家族と話すエコの内容は「水・電気・ガス等のエネルギー節約」77.6%が一番多く、これに「ゴミの分別」66.4%、「温暖化問題」37.4%、「ゴミの削減」34.1%、「食品廃棄」21.5%が続く。 - エコに取り組む気持ち(全体) (単位:%)
- エコを実践している人のイメージ(全体) (単位:%)
全体 20代 30代 1 節約家 61.0 節約家 66.0 家庭的
節約家60.3 2 マメ 49.0 家庭的 53.2 3 家庭的 47.4 マメ 48.9 マメ 47.1 4 真面目 45.8 真面目 38.3 優しい 44.1 5 社会的 41.8 優しい 29.8 真面目 41.2 6 優しい 36.7 社会的
時間に余裕がある27.7 社会的 39.7 7 正義感が強い 29.5 正義感が強い 30.9 40代 50代 1 節約家 63.6 マメ 57.1 2 真面目 50.0 節約家 55.7 3 社会的 43.9 真面目
社会的51.4 4 マメ 42.4 5 家庭的 33.3 家庭的 44.3 6 優しい
正義感が強い28.8 優しい 41.4 7 正義感が強い 34.3