食周りのエコに関する調査

  • 調査期間
  • 2008/04/25~2008/04/30
  • 調査対象
  • 東京都、大阪府、愛知県に居住する20歳~59歳の主婦 251人
  • 調査方法
  • FAX調査

調査結果の概要

環境問題が深刻化する中、一般の家庭における環境への取り組みも重視されてきている。主婦はエコに対してどのような意識を持ち、どんな事を実践しているのだろうか?20代から50代までの主婦に、食周りのエコについてアンケートを実施した。それによると、日ごろから「エコを実践している」92.4%主婦は9割以上に及び、10年前に比べ87.2%がエコについて「積極的になった」と回答している。この10年でもっとも実践度が上昇したエコ項目は、「買い物袋を持参する」32.1%→74.9%で、40ポイント以上も増えている。次いで「ポット等を長時間保温にしない」54.2%→75.7%、「揚げ油の量は少な目にする」68.4%→80.9%など、家計の節約につながる項目が挙げられた。現在、実践しているエコトップ3は「調理時の火力調整」95.6%、「ゴミの分別」93.6%、「ご飯のついた食器を水に浸す」92.4%、一方、今後、実践したいのは「なるべく量り売りを利用」66.3%、「エコマーク付商品購入を心掛ける」62.2%、「旬のものをまとめ買いする」58.1%などが挙げられた。家族とエコについて話す頻度を問うと、「月に2~3日」31.6%がもっとも多く、「月1日以下」21.9%、「週に2~3日」14.3%と続き、平均すると「週に1日」となった。エコに取り組む気持ちは、「使えるものを捨てるのはもったいない」88.0%が最も多く、また、「節約になり家計が助かる」55.8%、「無駄が減るのですっきりする」53.0%も半数以上の主婦が挙げている。エコを実践している人のイメージは「節約家」「マメ」「家庭的」「真面目」などで、「エコ」=「節約」という認識が浮き上がっている。20代、30代では「家庭的」が、40代、50代では「社会的」という言葉がやや上位にランクされており、年代によってエコのイメージは多少違うようだ。

調査結果

日常生活でのエコの実践度(全体) (単位:%)
10年前と比較したエコの積極度(全体) (単位:%)
10年前に比べ、実践度が上昇したエコ項目(全体) (単位:%)
※( )内の数値は、10年前<1998年>の割合
現在、実践しているエコ(全体) (単位:%)
今後、実践したいエコ(n=246) (単位:%)
家族とエコについて話す頻度(全体) (単位:%)
家族と話すエコの内容は「水・電気・ガス等のエネルギー節約」77.6%が一番多く、これに「ゴミの分別」66.4%、「温暖化問題」37.4%、「ゴミの削減」34.1%、「食品廃棄」21.5%が続く。
エコに取り組む気持ち(全体) (単位:%)
エコを実践している人のイメージ(全体) (単位:%)
全体20代30代
1節約家61.0節約家66.0家庭的
節約家
60.3
2マメ49.0家庭的53.2
3家庭的47.4マメ48.9マメ47.1
4真面目45.8真面目38.3優しい44.1
5社会的41.8優しい29.8真面目41.2
6優しい36.7社会的
時間に余裕がある
27.7社会的39.7
7正義感が強い29.5正義感が強い30.9
40代50代
1節約家63.6マメ57.1
2真面目50.0節約家55.7
3社会的43.9真面目
社会的
51.4
4マメ42.4
5家庭的33.3家庭的44.3
6優しい
正義感が強い
28.8優しい41.4
7正義感が強い34.3
調査実施先:(株)ミツカングループ本社