平成20年度第3回インターネット都政モニターアンケート~元気な高齢者と地域社会

  • 調査期間
  • 2008/07/25~2008/07/31
  • 調査対象
  • 満20歳以上のインターネット都政モニター500人(473人:回答率94.6%)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

東京都では、今年度から団塊の世代・元気な高齢者の多様な社会参加を促進し、地域社会の活性化、地域の社会的課題(介護、子育て、環境など)解決の担い手として活躍できる仕組みづくりを検討する「団塊世代・元気高齢者による地域活性化事業」を進めており、今後の取組の参考とするためにアンケート調査を実施した。まず、近い将来、東京が「超高齢社会」を迎えることになることを「知っていた(「だいたい知っていた」37.4%を含む)」という人は96.0%と極めて多い。「元気な高齢者」のイメージの1位は「健康である」88.6%、これに「自立した生活を送っている」74.8%、「自分の生き方を大切にしている」59.8%が続く。自身の高齢期(定年退職後、又は定年がない場合は60歳以降)をどのように送りたいかを尋ねると、最も多かったのは「趣味・スポーツ活動」69.8%、以下「旅行や遊び」60.0%、「地域活動、社会貢献のための活動(ボランティア)」40.4%の順となり、また、地域活動・社会貢献活動への参加意向についても聞いてみると、およそ8割もの人が「参加したい」80.5%と回答し、具体的に「文化・スポーツ・レクリエーション」47.2%や「子育てや子どもの健全育成支援」38.8%、「地域のまちづくり」35.4%などの地域活動に興味を抱いている。これから高齢期を迎える人たち(※ここ数年で団塊世代が高齢期を迎える)の活躍への期待度は「期待できる」と捉えている人が64.0%、一方、4人に1人は「期待できない」27.7%と見ている。これから高齢期を迎える人たちに期待する活動内容を聞くと、「町内会・自治会活動」47.9%が最も多く、「清掃やリサイクル・環境保護活動」43.9%、「地域のまちづくり」同43.9%が続く。元気な高齢者の地域活動や社会貢献活動への参加で地域の活性化を図るには、東京都や区市町村はいかなる取り組みをなすべきか?最も多かった回答は「地域活動や社会貢献活動を行なう場所の提供、整備」56.4%で、2人に1人が挙げている。

調査結果

超高齢社会到来の認識(n=473) (単位:%)
<参考>
  超高齢社会とは「4人に1人が高齢者(65歳以上)」という社会。東京都は平成27年過ぎに超高齢社会に達する見込み。
  平成27年の高齢者人口の推計は313万人。
元気な高齢者のイメージ(MA)(n=473) (単位:%)
自分の高齢期の生活イメージ(3MA)(n=473) (単位:%)
地域活動・社会貢献活動に対する意識(n=473) (単位:%)
※ 『参加したい』(80.5%)=「積極的に参加したい」+「ある程度参加したい」
    『参加したくない』(15.3%)=「あまり参加したくない」+「全く参加したくない」  
興味のある地域活動等の内容(左下設問に「積極的に参加したい」「ある程度参加したい」と回答された方)(3MA)(n=381) (単位:%)
これから高齢期を迎える人たちの活躍への期待(n=473) (単位:%)
※ 『期待できる』(64.0%)=「非常に期待できる」+「どちらかというと期待できる」
    『期待できない』(27.7%)=「どちらかというと期待できない」+「全く期待できない」  
これから高齢期を迎える人たちに期待する活動内容(上記設問で「非常に期待できる」「どちらかというと期待できる」と回答された方)(3MA)(n=303) (単位:%)
行政の取組(3MA)(n=473) (単位:%)
調査実施先:東京都生活文化スポーツ局