五輪前後にわたる全競技、全日本代表選手の調査結果(速報)

  • 調査期間
  • 調査対象
  • 20代~60代の男女 1,000人(各世代・男女別100人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

産業能率大学の附置研究所「スポーツマネジメント研究所」(神奈川県伊勢原市/宮内ミナミ所長)は、8月に開催された北京五輪の日本代表全選手と日本が出場した競技種目に関するインターネット調査を行なった。この調査は、五輪の前に期待度を、後に感動度を、代表選手・競技種目について、各々20代から60代の男女に聞いたものである。五輪後調査(感動度)の単純な結果を順位付けした『感動度ランキング』の1位は「北島康介選手(競泳)」。同選手は五輪前の期待度で1位だったが、五輪後の感動度でも1位を獲得。期待通りに、五輪二種目二連覇の偉業を達成するパーフェクトな活躍で、まさに『なんも言えねぇ』結果となった。五輪前調査(期待度)と五輪後調査(感動度)のポイント差によってランク付けした(期待を大きく上回る活躍を見せた)『びっくり度ランキング』の1位は「上野由岐子選手(ソフトボール)」。金メダル獲得の原動力となった、2日間で3試合、413球を投げぬいたその姿は、見ている人に驚きを与えた。五輪前調査(期待度)と五輪後調査(感動度)の順位の変動をランク付けした『ブレイク度ランキング』では「太田雄貴選手(フェンシング)」が1位。五輪前の期待度は264位だったが、五輪後の感動度で16位となり、大幅にジャンプアップした。なお、『びっくり度』の反対(期待を下回った)の『がっかり度』№1の選手は、怪我で出場を辞退した「野口みずき選手(女子マラソン)」だった。

調査結果

  ※調査期間 :五輪前 2008年8月5日~8月6日
五輪後 2008年8月26日~8月27日
分析対象 :北京五輪の競技種目のうち、日本が出場した33競技
北京五輪の日本代表に認定された全選手
(男子170人、女子168人)
■“びっくり度”、“ブレイク度”の算出方法
   ・びっくり度=感動度合計ポイント-期待度合計ポイント
   ・ブレイク度=期待度順位-感動度順位
《代表選手の各ランキングTOP10》
感動度びっくり度ブレイク度
第1位北島 康介
(競泳)
上野 由岐子
(ソフトボール)
太田 雄貴
(フェンシング)
第2位上野 由岐子
(ソフトボール)
内村 航平
(体操)
峰 幸代
(ソフトボール)
第3位朝原 宣治
(陸上トラック)
内柴 正人
(柔道)
松永 共広
(レスリング)
第4位内村 航平
(体操)
末綱 聡子
(バドミントン)
三科 真澄
(ソフトボール)
第5位内柴 正人
(柔道)
朝原 宣治
(陸上トラック)
山田 恵理
(ソフトボール)
末綱 聡子
(バドミントン)
第6位谷本 歩実
(柔道)
前田 美順
(バドミントン)
第7位末綱 聡子
(バドミントン)
北島 康介
(競泳)
佐藤 理恵
(ソフトボール)
第8位伊調 馨
(レスリング)
太田 雄貴
(フェンシング)
前田 美順
(バドミントン)
第9位吉田 沙保里
(レスリング)
谷本 歩実
(柔道)
狩野 亜由美
(ソフトボール)
藤本 素子
(ソフトボール)
第10位末綱 慎吾
(陸上トラック)
高平 慎士
(陸上トラック)
《競技種目の各ランキングTOP10》
感動度びっくり度ブレイク度
第1位ソフトボールソフトボールフェンシング
第2位競泳フェンシングソフトボール
第3位陸上トラックバドミントンバドミントン
第4位バドミントン競泳ホッケー
第5位レスリングレスリングレスリング
第6位体操陸上トラックカヌー
第7位フェンシング(卓球)陸上トラック
第8位柔道(カヌー)射撃
第9位卓球(ホッケー)重量挙げ
第10位陸上フィールド(重量挙げ)自転車
体操
卓球
※びっくり度7位以下は、感動度が期待度より下回っているため、カッコで標記。
産業能率大学スポーツマネジメント研究所 概要
  産業能率大学は、湘南ベルマーレや横浜ベイスターズと提携し、いち早くスポーツマネジメント分野における教育・研究活動に取り組んできました。さらに、これまでの活動の体系化と実践に向けた応用研究への発展を図るため、2007年10月1日に附置研究所「スポーツマネジメント研究所」を設立しました。今後、プロスポーツとして発展が見込まれるビーチバレーやバスケットボールなどを対象に、選手及びチームの育成や競技の普及・振興、スポーツ選手のキャリア形成やセカンドキャリア支援などについて研究を進めていきます。
調査実施先:学校法人 産業能率大学スポーツマネジメント研究所