団塊世代の意識調査についてのアンケート

  • 調査期間
  • 2008/08/29~2008/08/30
  • 調査対象
  • 全国の※団塊世代のネットマイル会員男女 400人(男女各200人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

(株)ネットマイルが団塊世代の意識調査と題し、全国の団塊世代に対してアンケート調査を実施した結果、2008年1月~8月の主な出来事の中で、印象に残っているもの第1位は「原油高・物価高」76.3%だった。これは生活に直接影響を与えている問題であり、否が応でも注目せざるを得ない状況になっていることが推測される。第2位には「中国製冷凍ギョーザによる中毒事件」68.5%が上げられ、全体的に中国関連のニュースが多く、隣国・大国の動向にも高い関心が寄せられている様子が窺えた。また、2008年1月から8月を表す漢字、上位3位は「乱」14.4%、「偽」9.1%、「高」5.5%など、混沌とした社会情勢を背景に、回答にはネガティブな漢字が並び、憤りや嘆きの入り混じった感情が推察された。生き甲斐を感じているか?どうか?を問うと、合計では「とても感じている」5.7%と「そこそこ感じている」63.8%を合わせた『生き甲斐感あり』は69.5%、一方『生き甲斐感なし』は30.5%であった。これを男女別・年齢区分別に見ると、『生き甲斐感なし』の回答率が高かったのは「男性55-57歳」「男性58-60歳」で4割前後に達した。『生き甲斐感あり』について、61歳を境に男性の回答率は増えるのに対し、女性の回答率は減るという結果であった。今、抱いている悩みは「老後の不安」42.5%が圧倒的に多く、次位以下の「生活費のやりくり」28.8%や「年金」25.5%を大きく引き離している。回答を寄せてくれた団塊世代が考えている自分の特徴(強み=「強い」+「やや強い」の回答割合の高いもの)は「誠実さ・責任感」91.0%が断然トップで、「柔軟性」70.8%、「知力(学力)」68.5%が続く。概ね、団塊世代の人は自身の特徴として、流行やおしゃれに対する感度は低めだが、約束を守る責任感があり、誠実に柔軟に物事に対応していける事を強みとして捉えている人が多いようだ。これまでの自分の人生に点数(10区分で集計)をつけると、全体、男性、女性いずれも「61~70点」が最も高かった。

調査結果

団塊世代は、本来1947年から1949年の間に生まれ、2008年度において59歳から61歳の人をいうが、調査時期を考慮し今回の調査では55歳から64歳までを対象として、「55-57歳」「58-60歳」「61-64歳」の3層で比較した。
2008年1月~8月の主な出来事の中で、印象に残っているものは何ですか?(合計) (単位:%)
1原油高・物価高76.3
2中国製冷凍ギョーザによる中毒事件68.5
3秋葉原無差別殺傷事件66.0
4北京オリンピック・北京パラリンピック開催64.5
5チベット騒乱63.0
6中国四川省大地震61.8
7ガソリン税・暫定税率の失効・再可決61.0
8サブプライムローン問題に伴う米金融不安(ドル急落)60.3
9大阪府知事選で橋下徹弁護士が当選59.3
10相次ぐ食品偽装事件55.0
2008年1月~8月を振り返って、漢字一文字で表して下さい(合計) (単位:%)
貴方は生き甲斐を感じていますか? (単位:%)
貴方は今どんな悩みを持っていますか?(合計) (単位:%)
貴方が考える貴方自身の特徴についてお答え下さい(合計) (単位:%)
これまでの自分の人生に点数をつけるとすると何点になりますか? (単位:%)
合計男性女性
0~10点1.52.01.0
11~20点1.00.51.5
21~30点3.03.03.0
31~40点4.85.54.0
41~50点15.815.516.0
51~60点17.020.014.0
61~70点26.023.528.5
71~80点20.318.022.5
81~90点9.08.59.5
91~100点1.83.50.0
  http://research.netmile.co.jp/voluntary/2008/pdf/200809_2.pdf  
調査実施先:(株)ネットマイル<http://research.netmile.co.jp/>