震災に関するアンケート調査 |
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調査結果の概要
全国の20歳から59歳の男女を対象に震災に関するアンケート調査を実施した。すると、73.1%もの人が地震や台風などの自然災害に対して不安を感じており(「とても感じている」16.8%+「やや感じている」56.3%)、特に男性67.9%よりも女性78.4%でその傾向が強かった。不安に感じる自然災害第1位は『地震』で、「とても不安」43.5%と「やや不安」43.3%を合わせて86.8%もの人が不安に感じている。そして近い将来の大地震の可能性について、「自分の地域では発生しないと思う」は僅か6.9%で、93.1%が「将来、大地震が発生する」と考えており、およそ3割の人が「5年以内に大地震が発生する」29.5%と回答、喫緊の不安として感じている。予期が困難で突然襲ってくる大地震-震災時に一番心配な事は「家族の安否」が86.4%と、何よりも家族を心配する家族思いの姿が明らかになった。また、震災が起きて頼りにする際も「家族」が82.8%と最も高く、次位以下の「消防機関」33.5%や「自衛隊」32.0%を大きく引き離している。突然の大地震!冷静な行動が不可欠である。そこで、第一に優先する行動は?ここでも家族思いの姿が明らかになった。「家族の安全の確認」89.6%が最も多く、「身の回りの貴重品の収集」61.9%、「食料と水の確保」46.5%が続く。震災対策として実施している事は「防災グッズの準備」30.2%、「家具の固定・ガラス拡散対策の徹底」14.9%、「避難場所/ルートの確保」14.2%などが上位に挙げられているが、「特に何もしていない」48.7%という人が半数近くを占めている。震災時に持って逃げたいものトップ3は「現金/貯金通帳/印鑑/カード」74.8%、「携帯電話」69.3%、「水」36.1%という順であった。