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子どもの携帯電話利用状況に関する調査 |
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調査結果の概要
国内最大級のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」を共同で提供するNTTレゾナント(株)と(株)三菱総合研究所は、「gooリサーチ」登録モニターを対象に「子どもの携帯電話利用状況」に関する調査を実施した。その結果を見ると、全回答者のうち約半数である49.6%の回答者の子どもが専用で利用する携帯電話を保有しており、特に高校生については94.2%が保有。高校生のコミュニケーションにおいて不可欠の存在となっている事が明らかになった。保有開始時期については、中学入学後が39.2%、高校入学後が34.0%となっており、中学入学以降で合計73.2%の子どもが専用する携帯電話を持つに至っている。子ども専用の携帯電話を持たせる理由について尋ねたところ、「家族同士で連絡を取るため」が62.3%を占めており、トップとなった。低学年では安全確保などのために「親が子どもに持たせる」パターン、中高生は友達とのコミュニケーションなどから「子どもの希望で親が持たせる」パターンとなっている。料金の負担について、74.3%が「親が全額負担している」と回答。「一定金額を超えたら超えた分を本人が負担する」というケースも含め、子ども自らが負担しているケースは25.1%に留まる。子どもが専用する携帯電話を保有している人に、携帯電話使用についてのルールを親子間で設定しているかを問うと、58.4%の人が何らかのルールを設定しており、最も多かったのは「金額の上限を設定し、これを超えないようにする」68.8%であった。親から見た子どもの携帯電話使用に関する心配事の第1位は「多額の電話代にならないか心配」38.5%が挙げられた。携帯電話の利用に関して、親が子どもに許可・希望する(利用して欲しい)コンテンツは「着信メロディ、着うた® 、待ち受け画像など」51.7%や「学習(英語、漢字、辞書など)」34.3%など、反対に、利用してほしくないものでは「ゲーム」48.2%と「エンターテインメント(グルメ、映画、ショッピング、アルバイトなど)」30.7%などの割合が高かった。
調査結果
- 子どもが専用する携帯電話の保有状況(全体) (単位:%)
- 子ども専用の携帯電話の保有開始時期(上記設問で「子ども専用の携帯を持っている」と回答した人) (単位:%)
- 子ども専用の携帯電話を持たせる理由(同上) (単位:%)
全体 小学1
~3年生小学4
~6年生中学生 高校生 友達が持っているのでどうしても欲しいと言われて 39.1 4.8 9.5 39.9 48.5 安全確保のために親が持たせる事にした 39.8 85.7 69.8 47.1 28.3 家族同士で連絡を取るため 62.3 42.9 58.9 59.0 65.9 今どこにいるのか知るため 29.2 50.0 33.8 29.5 26.8 その他 4.6 0.0 3.5 5.8 4.5 - 子どもの携帯電話料金の負担(同上) (単位:%)
- 子どもが専用する携帯電話の使用ルール設定(「子ども専用の携帯を持っている」と回答した人) (単位:%)
- ルール設定内容(上記設問で「設定している」と回答した人) (単位:%)
- 親から見た子どもの携帯電話使用に関する心配事(全体) (単位:%)
- 携帯電話の利用に際して、親が子どもに“○”許可・希望するコンテンツ/“×”利用してほしくないコンテンツ(全体) (単位:%)
○ × 着信メロディ、着うたR、待ち受け画面など 51.7 10.3 ゲーム 17.7 48.2 ニュース、天気 31.3 3.8 エンターテインメント(グルメ、映画、ショッピング、アルバイトなど) 11.1 30.7 学習(英語、漢字、辞書など) 34.3 3.4 ネットマナーを習得させるコンテンツ 13.1 - その他 0.2 9.8 特にない 34.3 33.1 ※ 子どもが実際に利用しているコンテンツは「着信メロディ、着うたR、待ち受け画面など」が72.6%と最も多く、次いで「ゲーム」が35.2%と続く。一方、「ニュース」、「学習コンテンツ」などはそれぞれ1割に満たない。 http://research.goo.ne.jp/database/data/000256/