子どもの携帯電話利用状況に関する調査

  • 調査期間
  • 2006/01/24~2006/01/29
  • 調査対象
  • 実施先の「gooリサーチ」登録モニター男女 2,129人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

国内最大級のインターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」を共同で提供するNTTレゾナント(株)と(株)三菱総合研究所は、「gooリサーチ」登録モニターを対象に「子どもの携帯電話利用状況」に関する調査を実施した。その結果を見ると、全回答者のうち約半数である49.6%の回答者の子どもが専用で利用する携帯電話を保有しており、特に高校生については94.2%が保有。高校生のコミュニケーションにおいて不可欠の存在となっている事が明らかになった。保有開始時期については、中学入学後が39.2%、高校入学後が34.0%となっており、中学入学以降で合計73.2%の子どもが専用する携帯電話を持つに至っている。子ども専用の携帯電話を持たせる理由について尋ねたところ、「家族同士で連絡を取るため」が62.3%を占めており、トップとなった。低学年では安全確保などのために「親が子どもに持たせる」パターン、中高生は友達とのコミュニケーションなどから「子どもの希望で親が持たせる」パターンとなっている。料金の負担について、74.3%が「親が全額負担している」と回答。「一定金額を超えたら超えた分を本人が負担する」というケースも含め、子ども自らが負担しているケースは25.1%に留まる。子どもが専用する携帯電話を保有している人に、携帯電話使用についてのルールを親子間で設定しているかを問うと、58.4%の人が何らかのルールを設定しており、最も多かったのは「金額の上限を設定し、これを超えないようにする」68.8%であった。親から見た子どもの携帯電話使用に関する心配事の第1位は「多額の電話代にならないか心配」38.5%が挙げられた。携帯電話の利用に関して、親が子どもに許可・希望する(利用して欲しい)コンテンツは「着信メロディ、着うた® 、待ち受け画像など」51.7%や「学習(英語、漢字、辞書など)」34.3%など、反対に、利用してほしくないものでは「ゲーム」48.2%と「エンターテインメント(グルメ、映画、ショッピング、アルバイトなど)」30.7%などの割合が高かった。

調査結果

子どもが専用する携帯電話の保有状況(全体) (単位:%)
子ども専用の携帯電話の保有開始時期(上記設問で「子ども専用の携帯を持っている」と回答した人) (単位:%)
子ども専用の携帯電話を持たせる理由(同上) (単位:%)
全体小学1
~3年生
小学4
~6年生
中学生高校生
友達が持っているのでどうしても欲しいと言われて39.14.89.539.948.5
安全確保のために親が持たせる事にした39.885.769.847.128.3
家族同士で連絡を取るため62.342.958.959.065.9
今どこにいるのか知るため29.250.033.829.526.8
その他4.60.03.55.84.5
子どもの携帯電話料金の負担(同上) (単位:%)
子どもが専用する携帯電話の使用ルール設定(「子ども専用の携帯を持っている」と回答した人) (単位:%)
ルール設定内容(上記設問で「設定している」と回答した人) (単位:%)
親から見た子どもの携帯電話使用に関する心配事(全体) (単位:%)
携帯電話の利用に際して、親が子どもに“○”許可・希望するコンテンツ/“×”利用してほしくないコンテンツ(全体) (単位:%)
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着信メロディ、着うたR、待ち受け画面など51.710.3
ゲーム17.748.2
ニュース、天気31.33.8
エンターテインメント(グルメ、映画、ショッピング、アルバイトなど)11.130.7
学習(英語、漢字、辞書など)34.33.4
ネットマナーを習得させるコンテンツ13.1
その他0.29.8
特にない34.333.1
子どもが実際に利用しているコンテンツは「着信メロディ、着うたR、待ち受け画面など」が72.6%と最も多く、次いで「ゲーム」が35.2%と続く。一方、「ニュース」、「学習コンテンツ」などはそれぞれ1割に満たない。
  http://research.goo.ne.jp/database/data/000256/  
調査実施先:NTTレゾナント(株)/(株)三菱総合研究所<http://research.goo.ne.jp/>