仕事に関する意識調査(1) |
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調査結果の概要
東京海上日動リスクコンサルティング(株)が全国の20代から50代の勤労者を対象に行った仕事に関する意識調査によると、1年前からの仕事のモチベーションの高まりについて、30代でやる気が「高まった」33.7%とする回答と「高まっていない」36.2%とする回答がともに、他の年代よりも高い割合となっており、モチベーションの格差が増大する年代である事が示されている。次に、1年前からの仕事のストレスの高まりを見ると、「高くなっている」とする割合が30代(52.8%)と40代(55.4%)において高く、これらの年代におけるストレスの高さが特徴的である。モチベーションを高める仕事としては「自分のやりたい」35.2%、「お客様に感謝される」24.4%、「自分の独自性を発揮できる」23.6%仕事が上位に挙げられている。仕事のやる気が無かった事が理由で1年あたり何回くらい会社を休む事があるか?を尋ねると、35.6%もの人が会社を休む事があり、また、3.8%もの人は「月に1回かそれ以上会社を休む事がある」と回答している。また、1日の就業時間のうち、平均してどのくらい仕事とは関係の無い事をしているか?を聞いたところ、「1時間以上(「1時間以上4時間未満」+「4時間以上」)」という人が15.4%いた。仕事のストレス解消のために効果があると思うストレス解消法を挙げてもらうと、「スポーツ、読書、映画など趣味の事をする」74.3%、「寝る」71.3%、「家族や友人に会って話をする」65.0%などが多かった。働く目的として最も多かったのは「金銭的報酬を得るため」81.7%で、これに「自分の技術や知識を高めたい」36.7%、「働くことは義務だから」19.6%が続いている。会社を辞めたいと思った時の理由では「給料が安い」32.3%が1位。以下「仕事の精神的負担が大きい」23.2%、「上司との人間関係に問題」22.6%の順となった(2に続く)。
調査結果
- 1年前からの仕事に対するモチベーションの変化
<1年前と比べて仕事のやる気が高くなっている> (単位:%) ※ 「当てはまる(「当てはまる」+「やや当てはまる」)」の割合 全体:30.3%、20代:33.0%、30代:33.7%、40代:27.6%、50代:26.7% - 1年前からのストレスの変化
<1年前と比べて仕事のストレスが高くなっている> (単位:%) ※ 「当てはまる(「当てはまる」+「やや当てはまる」)」の割合 全体:50.8%、20代:43.2%、30代:52.8%、40代:55.4%、50代:50.0% - モチベーションを高める仕事(全体) (単位:%)
- モチベーションが起こらない事により会社を休む頻度(全体) (単位:%)