高校生の『しごと観』と『進路選択』に関する調査(1) |
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調査結果の概要
高校生を対象に上記の調査を実施した。結果を見ると、回答を寄せた高校生は自身の高校生活全体については62.9%が満足している(「満足」+「やや満足」~以降省略)と回答。概ね高校生活に満足していると言える。特に『友達との関係』で満足度が高く73.1%(「満足」+「やや満足」~以降省略)、「友人といると楽しい」90.4%(「そう思う」+「ややそう思う」~以降省略)、「友人を信頼できる」79.1%となっている。一方、高校生の本分とも言える『勉強』での満足度が最も低く、満足している人は28.8%しかおらず、不満と言う人も30.0%と多くなっている。学業について詳しく見ると、『授業(勉強)がおもしろい』『授業(勉強)がよくわかる』『授業に集中できる』の各項目で、「そう思う」とする人は、それぞれ25.8%、21.7%、25.9%しかおらず、「そう思わない」人がそれぞれ38.2%、35.0%、34.9%と、「そう思う」人を上回っている。『興味を持って、熱中できるものがはっきりとある』68.6%、『今、挑戦している事がある』59.0%など、意欲の高い高校生が多く、また、勉強についても『もっと学校の授業を頑張りたい』61.8%、『これだけは身につけておきたいと思うような科目や勉強の内容がある』71.5%など、意欲の高さが窺える。さらに仕事への興味も高く、『『仕事』についてもっと知りたい』63.7%、『今、機会があれば『仕事』を経験してみたい』56.2%となっている。『『将来つきたい仕事』について考えている』人は75.2%と非常に多く『『将来つきたい仕事』を決めている』人も59.3%と半数以上が将来の仕事をイメージしているが、その一方でキャリアイメージはあまりできておらず、『就職した後の仕事の内容や会社での様子がイメージできる』、『5年後10年後の自分が仕事している姿を思い描いている』について「そう思う」という人は、それぞれ32.0%、35.8%と3人に1人くらい。高校生の『しごと』の捉え方は?『ある程度の年齢になって、仕事をしていないと肩身が狭い』や『仕事をするのは当たり前(義務)だ』などに「そう思う」とする人は6~7割に上り、仕事をするのは当然の事だとする人が多数を占める。一方、『卒業後、ニートやフリーターになってもよい』という人は4.4%と非常に少なくなっている(2に続く)。