20代~60代の既婚者1,000人 野菜に関する意識調査

  • 調査期間
  • 2008/08/上旬
  • 調査対象
  • 20代~60代の既婚男女 1,000人(男女各500人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

らでぃっしゅぼーや(株)では、人々が野菜について求めている事、感じている事を明らかにする事で、改めて野菜について考えるきっかけづくりができればと、全国の20代~60代の既婚男女1,000人を対象にした『野菜に関する意識調査』を実施した。まず、野菜の好き嫌いを尋ねたところ、およそ9割の人が野菜が「好き(「とても好き」41.2%+「どちらかと言えば好き」47.4%)」と回答。世代を問わず、野菜を好きと感じている事がわかった(30代では84.5%と他の年代に比較すると低い)。野菜が好きと回答した人にその理由を聞くと、「健康に良い」81.2%が圧倒的に多く、これに「おいしい」68.5%、「栄養価が高い」62.0%と続いている。一方、野菜が嫌いと回答した人にその理由を聞くと、およそ6割が「まずい」58.8%を挙げており、以下「満腹感がない」27.2%、「手間がかかる」18.4%の順となっている。好きな野菜は男女とも「トマト」が1位。さらに、「じゃがいも」「なす」は男女共に高い人気を獲得。その一方で男性2位の「キャベツ」は女性では9位(12.2%)と、好みの分かれる野菜も見られる。嫌いな野菜の1位は男女とも「特になし」。5位(6位)までは男女とも全く変わらず、「セロリ」「ゴーヤ」など苦味や香りの強いものや、「ズッキーニ」(6位:男性7.8%、女性12.6%)など、新しく登場した食べなれていないものが挙げられた。今、野菜で気にかけている事は「おいしさ」44.1%より「安全性」48.4%。頻発する食品偽装や残留農薬などの事件の影響か、野菜の「安全性」が気になるとの回答が、味や栄養を抜いて第2位。安全な野菜を食べたいという消費者の欲求が見て取れる。野菜の情報として欲しいものは、男女ともトップは「産地」(男性43.6%、女性57.2%)と、「農薬散布情報」(男性41.2%、女性50.8%)。店頭表示が進む「産地」に対し、なかなか店頭では知る事のできない「農薬散布状況」についても、消費者は強く情報開示を求めている事が伺える。野菜不足になると感じる不安を挙げてもらうと、1位は「便秘」(男性33.0%、女性54.8%)。女性の上位には「肌荒れ・肌がくすむ」32.0%や「にきび・吹き出物」27.2%など、肌への不安が挙げられ、一方、男性の第1位は「野菜不足が原因での不安はない」40.6%。具体的な不安としては、「肥満」24.8%が挙げられた。

調査結果

貴方は、野菜が好きですか? (単位:%)
「好き(「とても好き」+「どちらかと言えば好き」)」の割合
全体:88.6%、20代:89.0%、30代:84.5%、40代:89.0%、50代:88.0%、60代:92.5%
野菜が好きな理由は何ですか?(上記設問で「とても好き」「どちらかと言えば好き」と回答した人:n=886)
<上位5位> (単位:%)
野菜が嫌いな理由は何ですか?(上記設問で「どちらかと言えば嫌い」「とても嫌い」と回答した人:n=114)
<上位5位> (単位:%)
好きな/嫌いな野菜上位5位(男女別)
<好き> (単位:%)
男性女性
トマト44.2トマト43.2
じゃがいも27.4なす27.4
キャベツ26.2じゃがいも26.0
なす22.6かぼちゃ22.4
きゅうり20.8きゅうり21.0
<嫌い> (単位:%)
男性女性
特になし44.4特になし41.4
セロリ23.2セロリ22.8
ゴーヤ18.2ゴーヤ21.6
モロヘイヤ11.6モロヘイヤ14.0
春菊10.6春菊13.2
貴方が野菜で気にかけている事は何ですか?
<上位5位> (単位:%)
野菜で欲しい情報上位5位(男女別) (単位:%)
男性女性
産地情報43.6産地情報57.2
農薬散布状況41.2農薬散布情報50.8
鮮度情報36.0鮮度情報42.6
トレーサビリティ23.8栄養価情報26.4
生産者情報23.4食べ方情報25.8
野菜不足になると感じる不安上位5位(男女別) (単位:%)
男性女性
不安はない40.6便秘54.8
便秘33.0肌荒れ・肌がくすむ32.0
肥満24.8にきび・吹き出物27.2
イライラ12.2不安はない24.8
にきび・吹き出物12.2肥満24.0
調査実施先:らでぃっしゅぼーや(株)