子どもの野菜摂取に関する調査 |
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調査結果の概要
カゴメ(株)は、子どもの野菜摂取に関する実態や保護者の意識、また、嫌いな野菜の克服方法を明らかにする事を目的として「子どもの野菜摂取に関する調査」を実施した。今回の調査で、「野菜が好き」と回答したのは、子どもが45.5%、母親は82.2%を占め、保護者の野菜への苦手意識は殆んど見られず、また、「野菜が嫌い」と回答した母親の子どもは77.3%が母親と同様「野菜が嫌い」と回答し、子どもの野菜嫌いは、母親の野菜嗜好に影響を受けている傾向が見られた。具体的な『子どもの好きな野菜』の1位は「さつまいも」で、これに「えだまめ」、「じゃがいも」が続き、一方『嫌いな野菜』1位は「ピーマン」、以下「水菜」、「なす」という順になった。子どもが好きな野菜料理として最も多く挙げられたのは「カレーライス/ドライカレー」22.3%で、2位の「野菜炒め(八宝菜/チンジャオロース等)」10.2%の倍以上の割合となった。幼児のいる家庭での「カレー料理」の出現傾向が高い事が予想される。その他、上位には、野菜そのものの形や味がわかりにくい煮込み料理(「シチュー」や「スープ」etc.)が挙げられた。反対に、嫌いな野菜料理として多く挙げられたのは、野菜の色や形がわかりやすい「野菜炒め(八宝菜/回鍋肉等)」19.8%や「生野菜(サラダ/野菜スティック)」17.6%が上位を占めている。また、特徴的なのが、「ピーマンの~」4.1%といった野菜名を指定した料理や、7位の野菜の名前のみが記載されるもの(「特定の野菜(ピーマン/トマト/ねぎ等)」2.6%が、『苦手な野菜=苦手な料理』となっている。苦手な食べ物を食べられるようになったきっかけがあるか否か?を問うと、「ある」と回答したのは、全体の52.5%で、具体的なきっかけは「声かけをする(体にいい・大きくなる・おいしいよ・少しだけ食べてみよう)」16.6%や「家族・友人が食べるのを見て」15.3%、「栽培をする・収穫体験」14.2%などが多かった。
調査結果
- 子ども・母親の野菜の好き嫌い(全体:n=2,648) (単位:%)
※ 「野菜が好き(「とても好き」+「まあまあ好き」)」の割合 子ども:45.5% 母親:82.2% 「野菜が嫌い(「やや嫌い」+「とても嫌い」)」の割合 子ども:26.4% 母親:6.8% - 上記設問で「野菜が嫌い(「やや嫌い」+「とても嫌い」)」と回答した母親ベースで見た子どもの野菜の好き嫌い(n=180) (単位:%)
※ 「野菜が好き(「とても好き」+「まあまあ好き」)」の割合:14.8% 「野菜が嫌い(「やや嫌い」+「とても嫌い」)」の割合:77.3% - 子どもの好きな野菜、嫌いな野菜(全体) (単位:%)
好き 嫌い 1 さつまいも 76.4 ピーマン 45.4 2 えだまめ 70.2 水菜 44.1 3 じゃがいも 68.1 なす 37.8 4 とうもろこし 73.9 オクラ 37.3 5 トマト 57.4 ねぎ 36.5 6 にんじん 57.0 ニラ 38.9 7 きゅうり 58.9 アスパラガス 28.6 8 ブロッコリー 53.3 しいたけ 27.8 9 かぼちゃ 57.5 ごぼう 26.3 10 だいこん 51.3 たけのこ 25.4