子どもの野菜摂取に関する調査

  • 調査期間
  • 2008/04/01~2008/06/20
  • 調査対象
  • 全国の幼児・児童(主に3歳~7歳)を持つ保護者 3,863人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

カゴメ(株)は、子どもの野菜摂取に関する実態や保護者の意識、また、嫌いな野菜の克服方法を明らかにする事を目的として「子どもの野菜摂取に関する調査」を実施した。今回の調査で、「野菜が好き」と回答したのは、子どもが45.5%、母親は82.2%を占め、保護者の野菜への苦手意識は殆んど見られず、また、「野菜が嫌い」と回答した母親の子どもは77.3%が母親と同様「野菜が嫌い」と回答し、子どもの野菜嫌いは、母親の野菜嗜好に影響を受けている傾向が見られた。具体的な『子どもの好きな野菜』の1位は「さつまいも」で、これに「えだまめ」、「じゃがいも」が続き、一方『嫌いな野菜』1位は「ピーマン」、以下「水菜」、「なす」という順になった。子どもが好きな野菜料理として最も多く挙げられたのは「カレーライス/ドライカレー」22.3%で、2位の「野菜炒め(八宝菜/チンジャオロース等)」10.2%の倍以上の割合となった。幼児のいる家庭での「カレー料理」の出現傾向が高い事が予想される。その他、上位には、野菜そのものの形や味がわかりにくい煮込み料理(「シチュー」や「スープ」etc.)が挙げられた。反対に、嫌いな野菜料理として多く挙げられたのは、野菜の色や形がわかりやすい「野菜炒め(八宝菜/回鍋肉等)」19.8%や「生野菜(サラダ/野菜スティック)」17.6%が上位を占めている。また、特徴的なのが、「ピーマンの~」4.1%といった野菜名を指定した料理や、7位の野菜の名前のみが記載されるもの(「特定の野菜(ピーマン/トマト/ねぎ等)」2.6%が、『苦手な野菜=苦手な料理』となっている。苦手な食べ物を食べられるようになったきっかけがあるか否か?を問うと、「ある」と回答したのは、全体の52.5%で、具体的なきっかけは「声かけをする(体にいい・大きくなる・おいしいよ・少しだけ食べてみよう)」16.6%や「家族・友人が食べるのを見て」15.3%、「栽培をする・収穫体験」14.2%などが多かった。

調査結果

子ども・母親の野菜の好き嫌い(全体:n=2,648) (単位:%)
「野菜が好き(「とても好き」+「まあまあ好き」)」の割合
子ども:45.5%母親:82.2%
「野菜が嫌い(「やや嫌い」+「とても嫌い」)」の割合
子ども:26.4%母親:6.8%
上記設問で「野菜が嫌い(「やや嫌い」+「とても嫌い」)」と回答した母親ベースで見た子どもの野菜の好き嫌い(n=180) (単位:%)
「野菜が好き(「とても好き」+「まあまあ好き」)」の割合:14.8%
「野菜が嫌い(「やや嫌い」+「とても嫌い」)」の割合:77.3%
子どもの好きな野菜、嫌いな野菜(全体) (単位:%)
好き嫌い
1さつまいも76.4ピーマン45.4
2えだまめ70.2水菜44.1
3じゃがいも68.1なす37.8
4とうもろこし73.9オクラ37.3
5トマト57.4ねぎ36.5
6にんじん57.0ニラ38.9
7きゅうり58.9アスパラガス28.6
8ブロッコリー53.3しいたけ27.8
9かぼちゃ57.5ごぼう26.3
10だいこん51.3たけのこ25.4
子どもの好きな/嫌いな野菜料理(全体)
<好き> (単位:%)
<嫌い> (単位:%)
苦手な食べ物を食べられるようになったきっかけ(声かけ、体験、食卓の演出等)がありますか?(全体) (単位:%)
苦手なものを食べられるようになったきかけは何ですか?(上記設問で「はい」と回答した人:n=2,027) (単位:%)
調査実施先:カゴメ(株)