第14回(平成20年度)水にかかわる生活意識調査(3) |
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調査結果の概要
(2より続く)災害等で水道水が使えなくなった時の対処方法として、『飲用』『料理』『風呂』『洗面』のトップは「救援用・行政の給水を待つ」という結果になった。また、救援・行政に頼るだけではなく、『飲用』『料理』は「常備してある水」を利用。また、『風呂』『洗面』については、「水を使わないですませる」といった自分たちで対処する方法も想定している事が窺える。大震災時に火災にあう可能性は「ある」40.3%、「ない」8.6%、「わからない」51.1%という結果になり、地域別に比較すると中京圏で「ある」と答えた人が34.4%と他地域と比べて低め。東海地震が発生した場合、大きな被害を受ける恐れがある中京圏であるが、震災による火災への意識は他地域よりも低い結果となった。水に関して日頃不安や心配を感じている事のトップ3は「飲料水や生活用水の悪化」60.9%、「化学物質による水質汚染」55.6%、「給水制限や断水」49.8%となっている。そして、きれいで安全な水を残すためには「企業の節水・汚水を排水しない努力」55.6%、「家庭の節水・汚水を排水しない努力」53.3%、「森林の保全」47.5%などが必要と捉えており、日頃からの心がけが窺える。家庭で行なっている水質保全への配慮第1位は「ゴミを流さないように工夫している」が圧倒的に多く91.2%。また、家庭での節水・水の再利用について、多少なりとも節水を実施している人は64.5%で、その方法で最も実施率が高かったのは「歯磨き中に水を出しっぱなしにしない」81.1%だった。子供の頃の印象深いふるさとの風景を挙げてもらうと、「田んぼ」47.3%が最も多く、以下「山」33.1%、「海」32.5%という順になった。
調査結果
- (2より続く)
- 災害等で水道水が使えなくなった時の対処方法(全体) (単位:%)
飲用 料理 風呂 洗面 水洗トイレ 救援用・行政の給水を待つ 67.9 66.0 40.1 49.6 28.6 常備してある水 65.6 53.9 5.6 21.8 7.2 近所・親戚の人に分けてもらう 19.8 18.3 6.6 9.9 5.6 雨水を使う 8.8 7.0 18.5 18.9 45.7 川の水を使う 3.3 2.9 12.1 10.9 30.0 水は使わないで済ませる 1.6 11.3 35.4 22.2 19.8 - 大震災時に火災にあう可能性 (単位:%)
- 水に関して日頃不安や心配を感じている事(全体) (単位:%)
- きれいで安全な水を残すために必要な事(全体) (単位:%)
- 貴方の家庭で行なっている水質保全への配慮(全体) (単位:%)