第14回(平成20年度)水にかかわる生活意識調査(3)

  • 調査期間
  • 2008/06/11~2008/06/16
  • 調査対象
  • 東京圏、大阪圏、中京圏に居住する20歳代~60歳代の男女 486人
  • 調査方法
  • FAX調査

調査結果の概要

(2より続く)災害等で水道水が使えなくなった時の対処方法として、『飲用』『料理』『風呂』『洗面』のトップは「救援用・行政の給水を待つ」という結果になった。また、救援・行政に頼るだけではなく、『飲用』『料理』は「常備してある水」を利用。また、『風呂』『洗面』については、「水を使わないですませる」といった自分たちで対処する方法も想定している事が窺える。大震災時に火災にあう可能性は「ある」40.3%、「ない」8.6%、「わからない」51.1%という結果になり、地域別に比較すると中京圏で「ある」と答えた人が34.4%と他地域と比べて低め。東海地震が発生した場合、大きな被害を受ける恐れがある中京圏であるが、震災による火災への意識は他地域よりも低い結果となった。水に関して日頃不安や心配を感じている事のトップ3は「飲料水や生活用水の悪化」60.9%、「化学物質による水質汚染」55.6%、「給水制限や断水」49.8%となっている。そして、きれいで安全な水を残すためには「企業の節水・汚水を排水しない努力」55.6%、「家庭の節水・汚水を排水しない努力」53.3%、「森林の保全」47.5%などが必要と捉えており、日頃からの心がけが窺える。家庭で行なっている水質保全への配慮第1位は「ゴミを流さないように工夫している」が圧倒的に多く91.2%。また、家庭での節水・水の再利用について、多少なりとも節水を実施している人は64.5%で、その方法で最も実施率が高かったのは「歯磨き中に水を出しっぱなしにしない」81.1%だった。子供の頃の印象深いふるさとの風景を挙げてもらうと、「田んぼ」47.3%が最も多く、以下「山」33.1%、「海」32.5%という順になった。

調査結果

(2より続く)
災害等で水道水が使えなくなった時の対処方法(全体) (単位:%)
飲用料理風呂洗面水洗トイレ
救援用・行政の給水を待つ67.966.040.149.628.6
常備してある水65.653.95.621.87.2
近所・親戚の人に分けてもらう19.818.36.69.95.6
雨水を使う8.87.018.518.945.7
川の水を使う3.32.912.110.930.0
水は使わないで済ませる1.611.335.422.219.8
大震災時に火災にあう可能性 (単位:%)
水に関して日頃不安や心配を感じている事(全体) (単位:%)
きれいで安全な水を残すために必要な事(全体) (単位:%)
貴方の家庭で行なっている水質保全への配慮(全体) (単位:%)
家庭での節水・水の再利用状況(n=482) (単位:%)
「節水・水の再利用をしている(「多少節水などしながら水を使っている」+「かなり節水や再利用をしている」)」割合:64.5%
家庭での節水・水の再利用:方法(全体) (単位:%)
子供の頃の印象深いふるさとの風景は?(全体) (単位:%)
調査実施先:ミツカン水の文化センター