2008年「タバコやめてネ」コンテスト

  • 調査期間
  • 2007/06~2008/05
  • 調査対象
  • ハガキ、FAX、eメールでの応募者
  • 調査方法
  • ハガキ・FAX・インターネット調査

調査結果の概要

タバコ問題首都圏協議会では「世界禁煙デー」に呼応して、毎年3つの企画を実施しています。(1)「世界禁煙デー記念シンポジウム」、(2)「卒煙表彰」、そして(3)のこの「コンテスト」です。「コンテスト」は2003年から実施しており、「タバコをやめたら、若い人たちをはじめ、幅広く国民に禁煙を考えるきっかけを与えると思われる著名人」が対象です。今年は、今最も人気のある俳優「小栗旬さん」が選ばれ、トップ10には常連メンバーの「和田アキコさん」「明石家さんまさん」「宮崎駿監督」「木村拓哉さん」のほか、新たに「オダギリジョーさん」「萩本欽一さん」「田中宥久子さん」「西川史子先生」らが加わりました。1年間のコンテストで選ばれた「タバコをやめてほしい著名人」とその理由を紹介します。また、(2)の「卒煙表彰」ですが、2000年から「禁煙に成功し、タバコ問題の解決や禁煙について前向きな発言をされている著名人」を臨時表彰しております。今年2008年は、俳優の「渡辺えりさん」とタレントの「松本人志さん」に「卒煙表彰状」を贈りました。「渡辺さん」は、朝日新聞「元気のひみつ」(2007年11月11日欄)で「禁煙して半年が過ぎた」として毎日100本も吸っていてドクターストップがかかり、禁煙に踏み切ったことが紹介されています。「松本さん」は、週間プレイボーイ(2008年5月12・19日号)でタクシーの禁煙が進みながら運転手が吸っている事などを取り上げた後、一旦禁煙したタレントが吸いだしている事を厳しく批判。「僕みたいにやめると言ったら絶対にやめる鉄の意志を持った人間は本当に少ないですね(笑)」と記事を締めくくっていました。おふたりの「卒煙」を心からお祝い申し上げたいと思います。

調査結果

タバコをやめてほしい著名人
氏名「タバコやめてね」寸評
1小栗旬
(俳優)
223今、最も「旬」な俳優は、若い人たちに人気があり影響が大きい/女性ファンのために禁煙してください/無煙映画大賞を機にぜひ禁煙を!
2和田アキコ
(歌手、タレント)
211最近「声」がだいぶかすれてきたように感じます、歌手なら声を大切にして欲しい/「禁煙」についていろいろ願望を述べているのに一向にやめられないのは相当「依存」が強いのでは
3萩本欽一
(タレント)
197国民的人気の欽ちゃんもご高齢なので、身体のために禁煙に挑戦してください/マラソンをちゃんと走るためにもタバコをやめてほしい
4オダギリ・ジョー
(俳優)
120ジョーダン抜きに是非禁煙を!
5明石家さんま
(タレント)
113「トーク番組」での喫煙は目に余る/秋刀魚を焼く煙ならいいけど、タバコの煙はやめてほしい
6田中宥久子
(美容アドバイザー)
110「美」を扱う人がヘビースモーカー?/美容を説く人が喫煙者では説得力がないように思います
7立川志の輔
(落語家)
89“「ガッテン」をしても志の輔やめられず”(漫画家・高信太郎氏コメント)/以前、一度禁煙に成功したはずでは…
8宮崎駿
(アニメ監督)
88子供達に「自然」や「環境」の大切さを教え、「夢」を与える立場なので、タバコをやめてほしい
9木村拓哉
(タレント)
86TVドラマの中での喫煙は「演技」のうち?/ファンが格好いいと間違った見方をしてしまう
10西川史子
(美容形成外科医)
62美容形成外科医なのに喫煙?/タバコをやめれば、美と若さを維持する経費が浮いて、結婚条件の4,000万円を減額できるのでは
11星野仙一
(野球全日本監督)
61北京五輪は「全面禁煙」。日本代表監督ならタバコをやめて国際的舞台で活躍して欲しい/多くの少年野球球児のためにも禁煙を!
12大浜平太郎
(元TV東京アナ)
60「声」が生命のはずですが…。スモーカーズ・フェイスが心配
13所ジョージ
(タレント)
48所構わず吸わないで下さい
14磯野波平
(アニメキャラ)
37人気のアニメキャラが喫煙者では、「お父さん(おじいちゃん)は家でタバコを吸うもの」であると子供たちに間違ったイメージを与えてしまう/タラちゃんがかわいそう
15浜崎あゆみ
(歌手)
30喫煙が「難聴」の原因になるという説があるので心配/歌手なら「声」のためにも禁煙を
16小泉今日子
(俳優/歌手)
28少しスモーカーズ・フェイスになってきたような気が…/素敵な女性のイメージがもったいないと思います
17工藤公康
(プロ野球選手)
25「中年の星」がスモーカーとは残念。禁煙して50歳まで現役を!
18養老孟司
(解剖学者)
20科学者らしく勉強して禁煙して欲しい。「養老院」もやがては禁煙に
19みのもんた
(タレント)
16最近さらに「シワ」が目立ってきたのは、短い睡眠時間と喫煙のせいでは!
20Coba
(アコーディニスト)
15タバコ臭い息ではアコーディオンもかわいそう
【選考方法】2007年6月から2008年5月の1年間、毎月投票を公募(5月26日までを集計)。応募者は「タバコをやめてほしい著名人」3人選び、1位5点、2位3点、3位1点で計算。1年間の総合得票点数を出しました。
「2008年 世界禁煙デー記念シンポジウム」特別企画

「2007年・無煙映画大賞」に『キサラギ』
主催NPO法人日本禁煙学会
後援タバコ問題首都圏協議会
協賛ジョンソン・エンド・ジョンソン(株)
  多くの方が、「映画における喫煙を見て格好良いと思い、喫煙を始めた」ということが昨年の「これでタバコをやめられたコンテスト」の結果、明らかになりました。そこで、「無煙映画大賞」の選考にあたっては、邦画のうち、①映画の場面にタバコを吸うシーンがない事、②Product Placement(商品配置宣伝=画面の中にさり気なく「商品」を登場させて宣伝する方法。今回の企画の場合「タバコ」のパッケージ)としてのタバコも見られない事を最低条件として、その上で優れた映画を選びました。審査委員長は、日本禁煙学会会員の見上喜美江氏です。
【「2007年・無煙映画大賞」表彰式】
  2007年無煙映画大賞の「表彰式」は、タバコ問題首都圏協議会「世界禁煙デー記念シンポジウム」会場、東京しごとセンター講堂で行なわれ、作品賞と主演・助演男優賞受賞の方々に、「表彰状」と「特製トロフィー」を贈呈いたします。
☆無煙映画大賞
  無煙映画大賞作品賞『キサラギ』(製作・共同テレビジョン)
主演男優賞小栗 旬
助演男優賞ユースケ・サンタマリア
小出 恵介
塚地 武雄
香川 照之
敬称略
■「無煙映画大賞」について
  映画の中のタバコシーンと映画業界の関係者(俳優、監督、その他のスタッフ全て)に夭折?(早死に)する人が非常に多い事がきっかけで、映画の中のタバコの扱われ方を調査し始めました。当初、「無煙映画」は殆んどなかったのですが、ここ数年、社会情勢の変化から少しづつ増えています。より一層映画関係者の意識を変えるために「無煙映画大賞」を創設しました。今後は、候補作があり過ぎて選定に悩むようになってほしいものです。
無煙映画大賞審査委員長 見上喜美江
※過去の受賞作2004年『父と暮らせば』(宮沢りえ主演)
2005年該当作品なし
2006年該当作品なし
【連絡先】NPO法人日本禁煙学会(理事長・作田学)
〒162-0063 東京都新宿区市谷薬王寺町30-5-201
090-4435-9673  FAX:03-5360-6736
e-mail:desk@nosmoke55.jp
http://www.nosmoke55.jp
タバコ問題首都圏協議会
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-1-4
九段セントラルビル203
TEL:03-3222-6781FAX:03-3222-6780
調査実施先:タバコ問題首都圏協議会