社会意識に関する世論調査(1) |
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調査結果の概要
全国の20歳以上の男女を対象に「社会意識に関する世論調査」を実施したところ、他の人と比べて自分は国を愛する気持ちが「強い」とする者の割合は57.0%で、性別で見ると、男性62.4%の方が女性52.2%より「強い」とする者の割合が高い。そして、今後、国民の間に国を愛する気持ちをもっと育てる必要があると「思う」とする者の割合は80.0%となっており、性別で見た場合、男性79.3%、女性80.6%とその差は殆んどない。国民は、『国や社会の事にもっと目を向けるべきだ』という意見と、『個人生活の充実をもっと重視すべきだ』という意見があるが、このうちどちらの意見に近いか聞いたところ、「国会や社会の事に~」と回答した者の割合は52.7%、一方、「個人生活の充実を~」と回答した者の割合は37.0%。性別で見ると、「国や社会の事に~」と答えた者の割合は僅かに女性51.7%より男性53.8%で高い。日頃、『社会の一員として、何か社会のために役立ちたいと思っている』か、それとも、『あまりそのようなことは考えていないか』と聞いたところ、「思っている」と答えた者の割合が69.2%、「あまり考えていない」と答えた者の割合が28.5%となっている。性別に見ると、大きな差異は見られない。何か社会のために役立ちたいと「思っている」と答えた者にその貢献内容を尋ねたところ、最も割合が高かったのは「自然・環境保護に関する活動」41.2%であった。社会の現状に対する認識について、現在の世相をひとことで言えば明るいイメージとしては、どのような表現があてはまると思うか聞いたところ、「平和である」53.9%を挙げた者の割合が最も高い。反対に、暗いイメージとしては「無責任の風潮が強い」55.6%を挙げた者の割合が最も高い。日本の国や国民について、誇りに思う事は「長い歴史と伝統」48.1%、「美しい自然」46.6%、「すぐれた文化や芸術」44.9%などが上位に挙げられている(2に続く)。