自殺対策に関する意識調査 |
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調査結果の概要
成人の5人に1人が自殺を考えた事がある―。内閣府が行なった自殺対策に関する意識調査でこのような事が明らかになった。調査の結果によると、実際に自殺サイトを「見た事がある」とする者の割合は1.9%で、男性2.6%の方が女性1.3%より若干やや多い。見たきっかけとしては「テレビ番組を見て」「検索エンジンから」「新聞記事を見て」等が上位に挙げられている。自殺サイトの規制について「規制すべきである(「どちらかと言うと規制すべきである」含む)」とする者の割合は76.1%(男性75.0%、女性77.2%)であった。「今までに本気で自殺したいと思った事がある」とする者の割合は19.1%、男女別で見ると、男性16.3%より女性21.9%で多かった。自殺を考えた時、相談した相手は「友人」17.6%と「同居の親族(家族)」13.9%が多いが、6割の者は「相談した事はない」60.4%と回答している。周りに自殺した人の有無を尋ねると、「同居の親族(家族)以外の親族」11.1%、「友人」9.1%、「職場関係者」8.5%などが上位に挙げられている。身近な人から『死にたい』と言われた時の対応では「『なぜそのように考えるのか』と理由を尋ねる」と回答する者の割合が最も多く39.2%(男女別で見た場合でも1位で、男性36.5%より女性41.9%で多い)、以下「ひたすら耳を傾けて聞く」20.6%、「『死んではいけない』と説得する」13.0%と続く。
調査結果
- 自殺サイトへの接触度 (単位:%)
- 自殺サイトを見たきっかけ(上記設問で「見た事がある」と回答した者) (単位:人)
1 テレビ番組を見て 16 2 検索エンジンから 12 3 新聞記事を見て 10 4 他のウェブサイトのリンクやメールから 5 5 雑誌記事を見て 4 - 自殺サイトの規制について (単位:%)
※ 「規制すべきではない(「規制すべきではない」+「どちらかと言うと規制すべきではない」)」の割合 総数: 7.4% 男性:10.6% 女性: 4.3% 「規制すべきである(「どちらかと言うと規制すべきである」+「規制すべきである」)」の割合 総数:76.1% 男性:75.0% 女性:77.2% - 自殺を考えた経験 (単位:%)