企業の環境活動に関する期待意識調査

  • 調査期間
  • 2008/05/10~2008/05/11
  • 調査対象
  • 全国の20代~50代の有職者 300人(20代~30代、40代~50代男女各150人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

地球環境に対する意識が高まる中、セイコーエプソン(株)では20代から50代のビジネスマン男女300人を対象に、企業に期待する環境活動に関してのアンケート調査を実施した。その結果の概要は…企業の環境活動に期待する事として、(1)活動目標  『将来性』よりも『着実性』に期待~CO2削減目標で成果を管理、環境技術は『今実用化』を重視(2)活動領域  『独立型』よりも『共創型』に期待~地域社会、顧客、NGOなどを巻き込みながら、広く参加を促す活動を(3)活動内容  『競争力に反映』よりも『実行力を優先』に期待~地球環境との調和を最優先させ、CO2削減に『実行力』のある活動を(4)活動期間  『一過性』よりも『持続化』に期待~一過性の環境アピールに終わらない活動を

調査結果

企業の環境への取り組みとして今後さらに期待する事として貴方の気持ちにより近い項目は?(全体)
<活動目標> (単位:%)
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「具体的なCO2削減目標を立てる企業」への期待が高く、環境技術についても「将来的な研究」よりも「既存技術を応用し」、実用化を優先する企業に期待が持たれている。このような結果から、地球環境問題は、“将来への対策”ではなく、“今まさに起こっている危機”として具体的な行動と成果管理が重要視されている事が窺える。
<活動領域> (単位:%)
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今回の調査では、企業が単独で環境活動に取り組むのではなく、地域社会、顧客、NGOなどを積極的に巻き込む企業や環境活動の参加機会を提供する企業への期待が高い事が明らかになった。企業が“単独”で取り組む環境活動より、多くの人と“協力”して取り組む環境活動への期待の高さが窺える。
<活動内容> (単位:%)
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自社の利益やイメージ向上に直結しなくても、地球環境にとって“実行力”を発揮する活動が期待される傾向にある事が明らかになった。また、「自社の商品やサービスの購入/利用とは関係なく、環境活動を呼びかける企業」への期待が高い事がわかった。全体として、企業の“競争力に反映”される環境活動よりも地球環境への“実効性を優先”する環境活動への期待が高い事がわかった。
<活動領域> (単位:%)
今回の調査で、一過性の環境アピールに終わらない持続的な活動に期待されている事が確認できた。過去~現在~未来にわたっての長期的かつ持続的な環境への取り組みへの期待が窺える。
調査実施先:セイコーエプソン(株)