電通消費実感調査2008年4月度

  • 調査期間
  • 2008/04/03~2008/04/13
  • 調査対象
  • 東京30km圏の学生を除く18歳~69歳の男女 653人
  • 調査方法
  • 訪問面接法

調査結果の概要

(株)電通は「電通消費実感調査(2007年4月度)」を発表した。その結果を見ると、景気の見通しは「良くなる」と考えている人が9.8%と、半年前の2007年10月(以降、半年前と称する)より8.6ポイント低下。一方、「悪くなる」は22.6ポイント増加しており、今後の景気見通しは前回調査よりかなり後退している。18歳から59歳の人を対象に雇用不安について尋ねると、現状で雇用不安を感じている人は45.0%と、半年前より1.2ポイント増えたものの、大きな変化は見られなかった。世帯収入の見通しは「増える」が23.1%と、半年前より3.6ポイント増加しているものの、「減る」も24.3%と6.7ポイント増加している。今後1年位を考えた時の自分の暮らし向き予想について、「良くなる」が半年前の15.6%から18.4%と微増したが、「悪くなる」も24.1%から30.4%と3割台に移り、暮らし向き予想は後退している。1年前と比べた支出の引き締めは「引き締めていない」が半年前の29.4%から25.3%へと減少、「引き締めている」は29.7%から35.7%へと6ポイント増えている。日常の消費行動に目を向けると、食費について、「費用は惜しまない」という積極派は39.1%と、半年前(39.3%)より0.2ポイント減少している。ファッションに対する支出意欲を見ると、「お金は惜しまない」積極派は22.9%と、半年前の24.4%から1.5ポイント減り、また「支出を抑える」抑制派も49.1%から48.0%と減少している。レジャーへの支出意欲は、積極派は40.8%から43.3%へと2.5ポイント増加し、抑制派も31.1%から29.8%へと減少している事から、支出意欲は上がっていると言える。

調査結果

景気見通し (単位:%)
雇用不安(18歳~59歳) (単位:%)
世帯収入の見通し(18歳~59歳) (単位:%)
暮らし向き予想 (単位:%)
現在の支出の引き締め(1年前との比較) (単位:%)
日常の消費行動
<食費> (単位:%)
今後の購買・レジャー意識
<ファッション支出意欲> (単位:%)
<レジャー支出意欲> (単位:%)
調査実施先:(株)電通