子どもとのコミュニケーションと住まいに対するミセスの意識調査 |
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調査結果の概要
(株)トステム住宅研究所 フィアスホームカンパニーは、子どもとのコミュニケーションと住まいをテーマにミセスの意識調査を実施した。子ども部屋のあり方が昨今社会をにぎわせている『引きこもり』の原因になっているという考え方があるが、子どもを個室にこもらせない工夫をとりいれていると回答した人は全体で28%とあまり高くなく、半数の52%が「とりいれていないので、今後とりいれたいと思う」と答えている。家族構成別で見ると、他の層よりも『夫婦+子ども(第1子7~12歳=小学生)』の層で「とりいれている」との回答比率が高くなっており、この時期で親子のコミュニケーションを重視している様子が窺えた。子ども部屋の設置にふさわしい場所としては「リビングの近く」43%と「陽あたりの良い南側の部屋」36%の2つに回答が集まり、住居形態別に見ると、『持ち家一戸建て』層や『借家一戸建て』層などの戸建派では「日当たりの良い南側の部屋」との回答が全体に比べて若干高くなっている。反対に、『持ち家マンション』層や『賃貸アパート・マンション/公団公営』層の集合住宅派では「リビングの近く」との回答が高くなっており、これは住宅全体の広さに理由があると考えられる。子どもが何歳くらいになったら子ども部屋が必要なのか?最も多かった回答は「7~9歳頃」31%と「10~12歳頃」同31%で、62%の人が小学生のうちに必要と考えている。家族構成別に見ると、子ども部屋が小学生の間に必要という回答割合は第一子の年齢が低いほど、必要時期が低くなる傾向にあった。
調査結果
- 子どもとのコミュニケーションをとりやすくするために、子どもを個室にこもらせない工夫をとりいれていますか? (単位:%)
- <子どもを個室にこもらせない工夫(自由回答)>
・ 快適なものは、リビングに集中(長男26歳・長女24歳・性別記入無双子21歳) ・ テレビは絶対リビングに1つ。食事は家族揃って(長女19歳) ・ 食事は同じ時間に、宿題は皆同じ部屋でさせている(長男11歳・長女8歳・次男6歳・次女4歳) ・ 食べ物、おやつはリビングでしか食べさせない(長男10歳・次男6歳) - <子ども部屋の工夫(自由回答)>
【個室の居心地をよくしない!】 ・ 個室を快適空間にしないよう、狭くしてあります(長男14歳) ・ 鍵をかけない、必要以上に快適にしない(長女12歳・長男8歳) ・ 子ども部屋の居心地をよくしない。例えばエアコンをつけない、テレビを置かない(長男7歳・長女4歳・次女3歳) ・ 鍵をつけない。2階にフリースペースを作って、勉強はそこでさせる。部屋に机を置かない(長女7歳、次女6歳) ・ 我が家は扉でさえぎる事ができないので常に見える状態です(長女5歳)
【個室でひとりであそばせない!】・ 机にベッド程度置ける広さが理想です。テレビ、パソコンはもちろん置かず、勉強に寝る場所で十分です(長男8歳、長女3歳) ・ テレビゲームは個部屋でさせない。宿題もある程度の年齢までは母親のいるところでさせる(長男4歳)
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2006年3月~4月調査の結果によると、“子ども部屋に持ち込んで欲しくないもの”として「テレビゲーム」34%が第1位。以下「テレビ」26%、「パソコン(インターネット)」25%、「携帯電話」9%などが挙げられています。- 子ども部屋は、どこに設けるのが良いと思いますか? (単位:%)
- <子ども部屋を設置する場所(自由回答)>
【リビングの近く】 ・ 隠れてしまう雰囲気を作りたくないから(長女19歳) ・ お互いが安心できるし、お互いを思いやれるのでは(長男16歳・長女14歳・次男4歳) ・ リビングから離れていると部屋にこもりやすい。親が一番いる時間の長いリビングからは絶対コミュニケーションの面でもいいと思います(長男4歳) 【陽あたりの良い南側の部屋】 ・ 環境のいいところで、子どものいいところを伸ばしてあげたい(長男11歳・長女8歳) ・ やはり子どもが元気でいてくれる事が一番です。太陽を浴びて、やる気いっぱいで起きて勉強して遊んで寝る!(長男4歳) ・ どうしても暗くなる北側の部屋より、陽あたりのいい部屋の方が子どもの気分もいいだろうし、明るい性格になると思う(長男4歳) 【主寝室の近く】 ・ ドアの開け閉めの音で帰りの遅い時がわかるから(長女22歳、次女19歳) ・ お互いに気配を感じ取れる距離と子どものプライバシーを保てる距離を考えて(長男22歳・次女10歳) ・ 就寝後も子どもの様子を間接的ではあるが感じていたいから(長男10歳・次男5歳) 【その他】 ・ 年齢に応じて違うと思う(長女19歳・次女・17歳・三女15歳・四女13歳) ・ 北側の部屋。落ち着く。キッチン近くがいいという意見があるが、基本的に水周りは静音シンクでもうるさい。油汚れが(油煙が)学習教材に付く。食事関係と勉強モノは親から見て、テイストが全く違う(長女11歳) - 子ども部屋は、お子さんが何歳頃から必要であると考えますか? (単位:%)
- (自由回答)
【6歳以下】 ・ 子供のものを片付ける部屋がいるからリビングが子供のものであふれるから。(長女8歳・長男6歳) 【7~9歳頃】 ・ 小学校に上がる時に机を買ったので本人の自覚を促すためにも必要と思いました(長女23歳・次女21歳) ・ 自分の事を自分でできるように、自立の準備として(長男5歳、長女0歳) ・ 一個人としてのプライバシーが必要になるのと、責任を持って使う大切さとを教えるため。勉強はリビングでさせます(長女5歳) 【10~12歳頃】 ・ 女の子は小学校高学年から思春期が始まるので。同性なら中学卒業まで同じでもいいかも(長女14歳・長男12歳) ・ プライバシーを持つに値する年齢と思うから(長女12歳・長男9歳・次男6歳) ・ 私も小学5年生から部屋をもらいとてもワクワクした思い出があります。お友だち同士で遊べるようになってくらいがいいかなと思っています(長男5歳) 【13歳以上】 ・ 思春期まではオープンで良いと思うから。(長男22歳・長女10歳) ・ 独立心が芽生え始める時期だから。(長女12歳・長男8歳) ・ 小学校の間はだいたい親の意見を聞いて判断することが多いので子供も親も小学生の間はできるだけ同じ空間にいたほうがいいと思う。中学生くらいになると親に知られたくないことが増えてくるので一人になれる空間は必要だと思うから。(長男10歳・次男6歳)