夫に対する意識と洗濯物のニオイに関する意識・実態調査

  • 調査期間
  • 2007/12/22~2007/12/23
  • 調査対象
  • 全国の28歳~69歳の主婦 1,032人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

夫との仲が悪い妻が、ニオイなどを理由に夫の洗濯物を自分のものと一緒に洗わない割合は、夫婦仲が円満な場合と比べて2倍以上―。ライオン(株)が実施したインターネット調査でこのような結果が明らかになった。最初に夫とのコミュニケーション実態を自ると、一緒に食事をしたり、普段から会話が多い(「非常にあてはまる」+「あてはまる」)と回答した主婦は各々67.0%、57.1%と有職主婦の増加などで現代の妻は夫との共有時間が減っているといわれる中、まずまず?日常の夫とのコミュニケーションは取れている事が明らかになった。『夫への関心度』『結婚観』『夫とのコミュニケーション行動』に関係する質問の回答から夫婦関係を分類して回答を見ると…。夫の洗濯物のニオイを感じるという主婦は46.8%で、夫以外や自分の洗濯物のニオイに比べるとかなり割高である。夫の洗濯物のニオイを「不快」に感じる主婦は全体で29.2%で、結婚生活ネガティブ型の主婦になると60.6%と6割に達したが、円満型では5.6%と1割に満たなかった。同様に夫の洗濯物の洗い方についても、自分の洗濯物と「分けて洗う(「いつも分けて洗う」+「たまに分けて洗う」)」主婦は全体で4人に1人の25.9%で、結婚生活ネガティブ型の主婦では46.5%と、円満型(17.5%)より2倍以上高くなっている。理由を挙げてもらったところ、「汚れがひどい」57.4%だけでなく、「ニオイがひどい」35.2%や「何となく一緒に洗いたくない」22.3%、「加齢臭がするようになった」16.4%などニオイに関する項目が上位に挙げられた。ライオン(株)では、「夫への愛情で洗濯物を分けるかどうかやニオイの感じ方が異なる事がわかった。ただ別々に洗うのは経済的にも環境保護の観点からも好ましくない」と指摘する。

調査結果

夫とのコミュニケーション(全体) (単位:%)
夫との関係について、“夫への関心度”“結婚観”“夫とのコミュニケーション行動”に関する質問の回答からクラスター分析を行なった結果、次の5つのグループに分類できた。
①自立・尊重型
一緒に居る時間は短く目立った愛情表現はしないが、お互いを尊重し合い、結婚生活にも満足している
②結婚生活マンネリ型
一緒に食事をする事が多く会話もあるが、やや倦怠感を感じている
③円満型
コミュニケーションが取れていて、お互いが充足できる存在である
④干渉型
手を繋いで外出したりプレゼント交換はするものの、相手の事が気になり、いざこざも起こりやすい
⑤結婚生活ネガティブ型
コミュニケーションが取れておらず、夫に魅力を感じなくなり、会話や一緒の外出も疲れる行為となっている
夫との関係によるクラスター分析(全体) (単位:%)
どなたの洗濯物のニオイが感じますか? (単位:%)
洗濯物のニオイを感じる(「非常に臭う」+「やや臭う」)の割合
夫:46.8%   夫以外:24.4%   自分:10.7%
夫の洗濯物のニオイについてどのように思いますか?(上記設問で「非常に臭う」「やや臭う」と回答した主婦) (単位:%)
夫の洗濯物のニオイが「不快(「不快」+「やや不快」)と感じる」割合
全体:82.1%自立・尊重型:85.6%結婚生活マンネリ型:80.6%
円満型:63.3%干渉型:84.1%結婚生活ネガティブ型:94.4%
夫の洗濯物の洗い方について教えて下さい~自分のものと一緒/分けて洗う? (単位:%)
夫の洗濯物と自分の洗濯物を「分けて洗う(「いつも分けて洗う」+「たまに分けて洗う」)」の割合
全体:25.9%自立・尊重型:21.3%結婚生活マンネリ型:23.7%
円満型:17.5%干渉型:30.4%結婚生活ネガティブ型:46.5%
洗濯物を分けて洗う理由はなんですか?(上記設問で「いつも分けて洗う」「たまに分けて洗う」と回答した主婦) (単位:%)
調査実施先:ライオン(株)