小学校４年生～６年生のみた『教育改革』(３)

調査結果の概要

（先月号より続く）学校の授業でそろばんを習った事がある児童は87.3％で、学年別で見ると、６年生は91.1％と、４年生の81.6％より１割ほど多くなっている。そろばんの授業の感想は「面白い」28.6％と「わかりにくい」27.9％が拮抗しており、肯定的な感想が多い反面、否定的な感想も少なくない。現在行なっている習い事や塾トップ３は「スポーツ教室」44.3％、「学校塾」36.3％、「英語塾」22.0％。男女別で見ると、女子は「スポーツ教室」が男子に比べて低く、「学習塾」33.3％、「音楽教室」30.7％、「英語塾」28.0％が上位３位だった。現在、行なっている習い事や塾のうち、自分からやりたいと思って始めたものは「スポーツ教室」36.7％が最も多く、以下「学習塾」18.3％、「音楽教室」14.7％と続く。男女別で見ると、男子は「スポーツ教室」50.7％が断然トップ。女子は「音楽教室」23.3％や、「スポーツ教室」22.7％が同水準で上位に挙げられている。今、校長先生だったら、学校や授業をどのようにしたいか？を尋ねると、「いじめをなくす」が最も多かった。何年か後に中学生になったらどんな事を勉強したり、出来るようになりたいか？を聞いてみると、「英語など外国語」67.3％が最多で、「数学」41.3％、「パソコン」40.3％が続き、学年別で見ると、いずれも「英語など外国語」がトップで、学年が下がるほど割合が高くなっている（「パソコン」についても同様）。反対に、学年が上がるほどに高くなるのは「数学」であった。

調査結果