地域の活性化と観光に関するアンケート調査 |
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調査結果の概要
(財)経済広報センターが行なった「地域の活性化と観光に関するアンケート調査」によると、観光旅行をする目的は「娯楽、ストレス解消、リフレッシュ」91%が最も多く、「体験、異文化に触れる」69%、「自己啓発、学習」30%が続いている。男女別で見ると、「ショッピング」について男性10%より女性15%で高かった他は殆んど差が見られなかった。日本の観光地での観光産業推進が地方の活性化に「つながると思う」と考えている人は95%(男性94%、女性96%)と極めて多く、84%が日本の観光地に外国人観光客が増えて欲しいと考えている(男性87%、女性82%)。外国人観光客が「増えて欲しい」と回答した人にその理由を尋ねると「地域活性化につながる」54%が1位、以下「日本をもっと知ってほしい」49%、「観光復興につながる」40%の順となった。反対に、「増えて欲しくない」と回答した人は「治安の悪化」73%を最も懸念しており、治安の問題にしっかり対抗すれば外国人観光客の増加に反対する人が減り、歓迎する傾向が強まると思われる。外国人が日本の観光地のどのような点に魅力を感じるのか?を聞くと、日本の古来からの伝統に魅力があるのか「歴史・文化」82%の割合が圧倒的に高く、次位以下の「治安の良さ」53%や「自然の豊かさ」29%を大きく引き離している。外国人観光客を増やすために必要な事で最も多かった回答は「外国人を受け入れる心理的な環境の整備」45%と、もてなし文化の普及を重視する意見が多数を占めた。
調査結果
- 観光旅行の目的は何ですか? (単位:%)
全体 男性 女性 娯楽、ストレス解消、リフレッシュ 91 89 93 体験、異文化に触れる 69 70 69 自己啓発、学習 30 32 29 子供の教育・価値観の育成 16 16 17 ショッピング 13 10 15 その他 4 5 2 - 日本の観光地での観光産業推進が地方の活性化につながると思いますか? (単位:%)
- ※「つながると思う(「大いにつながると思う」+「ある程度つながると思う」)」の割合
全体:95% 男性:94% 女性:96% - 日本の観光地に外国人観光客が増えて欲しいと思いますか? (単位:%)
- ※「増えてほしい(「大幅に増えてほしい」+「多少増えてほしい」)」の割合
全体:84% 男性:87% 女性:82%