電車の中でのメーク状況

  • 調査期間
  • 2007/08
  • 調査対象
  • 埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県に居住する15歳~64歳の女性 1,500人(うち、メーク経験のある1,453人を対象)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

電車の中でのメークには多くの女性が抵抗あり!メーク経験のある女性の76%に、電車の中でのメークは「とても抵抗感がある」と受け止められ、「抵抗感がない」は僅か2%。電車の中でメークをした経験は?実際に電車の中でメークをした事が「ある」女性は19%、「ない」女性は81%。30代以下では「ある」女性が2割以上となり、20代後半では43%と特に多い。一方、40代以上では1割以下に留まっており、若年層と年齢を重ねた層との行動の差が見られる。電車の中で使用するメークアイテムは?電車の中で使用したメークアイテムは“ベースメーク”より“ポイントメークアイテム”、“アイメーク”より“リップメーク”で使うアイテム(特に口紅・リップグロス)が多い。

調査結果

普段の生活でノーメークでいる事に抵抗感がある時(全体)
<一緒にいる相手別> (単位:%)
自分自身がノーメークでいる事への抵抗感の度合いは、その時一緒にいる相手によって異なる。相手が「初対面の人」の場合、抵抗感が最も強く62.8%。以下、「それ程親しくない知人」58.7%、「とても親しい友人」43.1%と続く。「初対面の人」と「電車などで見知らぬ人」はどちらも始めて合う相手と言えるが、「初対面の人」は、自分と関係を(今後)持つ対象と捉え、今後も無関係である「見知らぬ人」とは意識に違いがあると推察される。
<一緒にいる相手の性別パターン> (単位:%)
※①から④に向かうほど、【親しみ】の度合いは弱くなる
ノーメークでいる事への抵抗感を抱くかどうかを、一緒にいる相手の性別で見ると、「それ程親しくない知人」「初対面の人」「電車などでの見知らぬ人」では、男女共に抵抗感がある(またはない)パターンが多数。相手への親しみ度合いが弱い場合は、相手の性別にかかわらないメーク・ノーメークの意識をもつと見られる。一方、「とても親しい人」である場合、男女共に抵抗感を抱かない女性が過半数のボリュームゾーンであるが、相手が男性である時に抵抗感を抱く女性は14%に達し、メークする事に男性の視線を意識している女性の一部存在する。
人前での行動への抵抗感(全体) (単位:%)
予め、人前での行動14種類を用意して、それに対する抵抗感を尋ねたところ、“とても抵抗感がある”行動は、「並んでいる列への割り込み」81.7%が1位。次いで「街中の路上でのメーク」77.9%、「電車の中でのメーク」76.2%という順になった(なお、3位の「電車の中でのメーク」に“とても抵抗感がある”女性を年代別に見ると、15歳~19歳では60.2%と6割程度に留まるが、30代以上は、年代が上がるほど多くなってきており、特に、50代以上では9割を超え、20代以下の若年層との意識差が大きい行動となっている)。
電車の中でのメーク状況 (単位:%)
電車の中で実際にメークをした事があるかどうかを尋ねると、「ある(「とてもよくある+よくある+たまにある」6.6%+「殆んどないがした事はある」12.3%)」という女性は18.9%、「全くした事がない」女性は81.0%。「ある」女性を年代別で見ると、30代以下では2割以上で、25~29歳の20代後半で特に多く42.5%。40代以上では1割以下に留まっている(実施先では、日常生活での電車の利用頻度を加味しなければならないと分析している)。いずれにしても、20代の数値が他年代と比べて多い状況が確認できる。
電車の中で使用したメークアップアイテム(電車の中でメークした事がある女性) (単位:%)
※( )内の数値はメーク現実行者1,239人の普段の生活での現使用メークアイテムの割合
http://www.po-holdings.co.jp/csr/culture/bunken/
調査実施先:ポーラ文化研究所