第一生命経済研究所 子どもの生活に関するアンケート調査 |
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調査結果の概要
(株)第一生命経済研究所は、全国の小学3年生までの子どもを持つ父親・母親とその子どもを対象に、標記についてのアンケート調査を実施した。その結果、過去1年間に子どもと行った場所は、父親、母親ともに「スーパー、デパート」「レストラン、喫茶店」が最も多く、父親・母親別で見ると、父親は母親に比べて「病院、診療所」や「郵便局、銀行」、「役所」のようにレジャー性の低い場所に行く割合が低い。子どもとの外出時に感じた不満は「トイレが利用しにくい」「子ども連れで利用すると費用がかかる」「ベビーカーで移動しにくい」などが上位に挙げられ、父親・母親別で見ると、「特に不満を感じた事はない」との回答割合は父親37.3%より母親23.8%の方がかなり低くなっている。その一方、他の項目については母親の方が高く、全体的に(母親の方が)不満を感じている割合が高いといえる。子どもと一緒の外出がしやすいか?を尋ねると、「外出しやすいと思わない(「そう思わない」+「どちらかと言えばそう思わない」)」と回答した母親は27.2%、父親は15.9%と、母親の方が子供連れ外出がしにくいと感じていた。就学状況別で見ると、父親、母親ともに、小学1~3年生の場合より未就学児の場合の方が外出しやすいと思わない割合が高くなっている。“子どもと夫婦”“子どもと自分”“夫婦のみ”“自分のみ”での外出機会を各々増やしたいか減らしたいか?を尋ねると、「増やしたい」の回答割合が一番多かったのは父親・母親ともに“子どもと夫婦での外出”であった。父親と比べて母親では“自分のみの外出”の回答割合が目立って高く73.0%。これは、子どもと外出する機会が多い一方で、ひとりで外出する機会が少ないためでは?と思われる。