「もしもの備え」意識・行動調査～入院体験編～

調査結果の概要

(株)三井ダイレクト損害保険が行なった標記テーマの調査によると、入院の告知を告げられた時に、まず最初に考えたのは「仕事・家事の事」59.3％や「費用の事」55.1％が「ケガや病気の治癒の事」51.5％を上回る結果となった。男女別で見ると、「仕事・家事の事」について男性69.9％が女性49.6％を20ポイント多い数値であった。“まさか自分が…”６割（63.9％、男性68.0％、女性60.1％）もの人が「自分が入院するとは思っていなかった」と回答。入院後に困った事や不安な事では「入院費用」59.9％が最も多く、「治療の効果」41.0％、「今後の仕事の事」37.9％が続き、男女別で見ると、「今後の仕事の事」について男性48.6％の数値が女性28.2％を20ポイント上回った（仕事関係の事では男女差が表れる模様）。最も多くお見舞いに来てくれた人は「親」と「夫または妻」が圧倒的に多く、お見舞いに来てもらって嬉しかった人でも「親」が半数を超えて１位だった。２位３位を男女別で見ると女性の場合、「同性の友人」47.1％、「夫」42.4％の順だったが、男性の場合、「妻」32.9％、「同性の友人」30.1％と、僅かなすれ違い？が垣間見えた。反対に、来て欲しくない人は「職場の上司」や「職場の同僚」、「取引先の人」など、仕事関係者が上位を独占。上司が部下を心配してお見舞いに行っても、実際には迷惑と取られる恐れがありそう。男女別では男性に比べて、女性は「親戚」や「異性の友人」のお見舞いを歓迎しない傾向がある。入院中の時間の過ごし方は「本を読む」72.2％が最多。男女別で見ると、「新聞・雑誌を読む」（男性66.2％、女性52.9％）は女性より男性で多く、「ＴＶを観る」（女性61.8％、男性56.0％）、「とにかく寝る」（女性51.3％、男性39.8％）、「他の患者さんと話す」（女性36.6％、男性25.9％）などでは女性の数値が高かった。入院中に改めて感じた事は「健康のありがたさ」78.9％が８割近くに及び１位、「家族への感謝の気持ち」65.0％、「いざという時の経済的備えの大切さ」60.6％と続き、男女別で見ると「家族との絆の大切さ」について、女性36.6％は男性27.3％の数値を10ポイント上回っている。

調査結果