子供の食生活と排便に関する調査(3)

  • 調査期間
  • 2007/08~2007/09
  • 調査対象
  • 首都圏30km圏居住の小学校4~6年生の男女 400人(男女各200人)
  • 調査方法
  • 訪問留め置き法

調査結果の概要

(2より続く)便秘の経験のある児童は「よくある」2.3%、「時々ある」8.8%、「たまにある」23.0%を合わせて34.1%と3割半ほど。一方、下痢については「よくある」0.8%、「時々ある」8.0%、「たまにある」55.8%を合わせて64.6%と、便秘の経験に比べて下痢をする児童の方が多かった。普段の生活の中での楽しみは「テレビゲーム」51.0%、「テレビ、ビデオ、DVD」42.8%、「スポーツ、運動」40.5%が上位に挙げられ、男女別で見ると、男児は「テレビゲーム」75.0%と「スポーツ、運動」60.5%が際立って多いが、女児では各々27.0%、20.5%という割合であった。女児の場合、「テレビ、ビデオ、DVD」と「お喋り、電話」がともに48.0%を占め、男児の「お喋り、電話」は3.5%、「テレビ、ビデオ、DVD」については37.5%と、女児がおよそ10ポイント上回っている。屋内の遊びと屋外の遊びのどちらを好むかを見ると、屋内派は49.8%、屋外派は50.3%とほぼ半々の割合。それでも男児は屋外派が多く68.5%を占めているが、女児では32.0%だった。大好きな遊びは「テレビゲーム」51.0%、「自転車乗り」39.8%、「サッカー、ボール蹴り」29.3%がトップ3で、男児は「テレビゲーム」67.0%、「自転車乗り」56.0%、「サッカー、ボール蹴り」55.5%、「野球、キャッチボール」47.0%などの上位項目に多くの回答が集まり、全体の結果に大きく影響している。一方、女児は「テレビゲーム」が35.0%に過ぎず、分散的だった。学校が「とても楽しい」児童は半数の50.5%で、女児48.0%より男児53.0%でやや多い。学校外での1日の勉強時間(塾を含む)は「1時間~1時間30分未満」26.3%と「30分~1時間未満」21.5%の層が多く、平均すると1日「79.5分」で、男児(75.6分)より女児(83.4分)の方が長く、また、学年が上がるにつれて長くなっていく。

調査結果

前頁より続く
便秘/下痢の経験(全体) (単位:%)
※便秘や下痢になる事がある児童に、なる状況を尋ねたところ、便秘では「体の具合が悪い時」39.0%、「遠足などの旅行に行った時」30.1%、「原因不明」28.7%、下痢では「体の具合が悪い時」58.5%、「飲み物を飲み過ぎた時」、「お腹が冷えた時」6.6%に起こっている。
普段の生活の中で楽しみにしている事 (単位:%)
全体男児女児
テレビゲーム51.075.027.0
テレビ、ビデオ、DVD42.837.548.0
スポーツ、運動40.560.520.5
お喋り、電話25.83.548.0
学校20.523.018.0
食べる事15.816.015.5
読書13.56.520.5
PCや携帯のメール13.05.021.0
寝る事12.513.511.5
PC、インターネット11.814.09.5
屋内外の遊びの好み (単位:%)
※屋内(「屋内」+「どちらかと言えば屋内」)の割合
    全体:49.8%    男児:31.5%    女児:68.0%
 屋外(「屋外」+「どちらかと言えば屋外」)の割合
    全体:50.3%    男児:68.5%    女児:32.0%
大好きな遊び (単位:%)
全体男児女児
テレビゲーム51.067.035.0
自転車乗り39.856.023.5
サッカー、ボール蹴り29.355.53.0
ドッジボール28.031.524.5
野球、キャッチボール25.847.04.5
PC、インターネット18.520.017.0
カードゲーム17.826.09.5
バスケットボール15.818.013.5
PCや携帯のメール15.87.524.0
トランプ、将棋、囲碁13.813.514.0
一輪車乗り13.31.025.5
かけっこ13.313.513.0
バトミントン12.37.517.0
キックベースボール10.517.53.5
縄跳び、ゴム跳び10.50.021.0
学校の楽しさ (単位:%)
学校外での1日の勉強時間(全体) (単位:%)
※平均時間
   全体:79.5分    男児:75.6分    女児:73.4分
    4年:63.3分     5年:83.7分     6年:91.0分
調査実施先:(株)ヤクルト本社