子供の食生活と排便に関する調査(2) |
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調査結果の概要
(1より続く)乳酸菌飲料を飲む児童にその理由を尋ねると、健康面への効果を期待するよりも、「味が好き」41.3%が目立って多かったが、男女別で見ると、女児では「乳酸菌が体に良い」24.7%や「おなかの調子を良くする」22.0%を意識する子が多く、男児の数値を上回っている。食べ物の好き嫌いがある児童は70.3%で、学年が低いほど好き嫌いをする児童が多い。テイクアウトや外食の頻度は“ファストフード”が比較的よく利用されており、「週に1回以上(「週に1回」20.0%+週に2~3回)1.0%」」が21.0%、半数の児童が「月に1~2回」51.0%は利用している。母親や家族が作る料理・ファミリーレストランの食事・ファストフードの食べ物・コンビニやスーパーのお弁当の4種の美味しさの順位をつけてもらうと「母親や家族の料理」72.8%の回答が圧倒的に多く、“家族の味が一番好き”という結果が出た。排便の頻度を見ると、毎日する児童は81.5%で、男児87.5%より女児75.5%で少ない傾向にあり、朝食の摂取状況との関係でも、毎日食べる児童が88.1%に対し、毎日食べない児童は62.9%とその差が明白に表れた。実際の排便回数は「1日1回」が最も多く58.3%。また、「1日1回」の割合が毎日朝食を食べる児童では62.7%、それに対して毎日食べない児童では45.7%とその差は歴然としている。学校で排便する事が「ある(「よくある」3.0%+「時々ある」24.8%)」児童は27.8%で、女児25.5%より男児30.0%で多い傾向があり、「ない(「あまりない」42.0%+「全くない」30.3%)児童は72.3%、男児70.0%、女児74.5%だった。学校で排便しない理由では全体・男女別いずれも「家でしている」と「排便したくならない」の2つが多く、女児では「恥ずかしい」31.5%が多かった(次頁に続く)。