子供の食生活と排便に関する調査(1)

  • 調査期間
  • 2007/08~2007/09
  • 調査対象
  • 首都圏30km圏居住の小学校4~6年生の男女 400人(男女各200人)
  • 調査方法
  • 訪問留め置き法

調査結果の概要

(株)ヤクルト本社が小学校4年生から6年生の児童を対象に実施した“子供の食生活と排便に関する調査”によると、朝食を「毎日必ず食べる」児童は73.8%、夕食では96.3%の割合であった。朝食を必ずしも毎日食べないという児童にその理由を尋ねると、「時間がない」61.9%が1位で、特に男児70.6%で目立つ。女児では「太りたくない」9.3%が1割近くあった。食事どきの同伴者を見ると、「家族全員」で食べる家庭は~朝食:27.3%、夕食:40.8%。「父親を除く家族」で食べる家庭は~朝食:25.0%、夕食:49.3%と、父親不在の食卓の様子が窺われる。野菜/肉類/魚類を各々「よく食べる」という回答は、野菜47.3%、肉類68.8%、魚類38.5%、更に、「あまり食べない」という回答は、野菜15.0%、肉類6.0%、魚類18.8%と魚類が一番食べられていない。好きな献立を男女で比べると、男児は「カレーライス」「焼肉」「ハンバーグ」に集中。一方、女児では「ハンバーグ」が1位を占め、2位以下はやや離れて「おすし」「カレーライス」などが続いている。食事の時に父母から注意されている事は「“いただきます”“ごちそうさま”を言う」37.0%、「自分の食器を片付ける」36.0%、「姿勢良く食べる」35.5%が上位に挙げられた。家で毎日飲んでいる物は、全体・男児・女児いずれも「緑茶・烏龍茶・麦茶」が圧倒的に多く、これに「牛乳」「ジュース」が続いている。乳酸菌飲料を「飲んでいる」児童は3人に1人の36.1%で、男児32.5%より女児39.5%で飲んでいる割合が高かった(2に続く)。

調査結果

朝食/夕食の摂取状況(全体) (単位:%)
※朝食/夕食にかける時間は…
    朝食:「10~15分未満」38.5%が最も多く、平均「14.2分」
    夕食:「30~40分未満」42.8%が最も多く、平均「31.4分」
朝食を食べない理由(上記設問で「時々食べない」「食べない事が多い」と回答した子供) (単位:%)
全体男児女児
1時間がない61.970.653.7
2食欲がない36.233.338.9
3眠い36.235.337.0
4美味しくない10.59.811.1
5太りたくない4.80.09.3
6いつも同じメニュー2.92.03.7
7何となく食べない6.73.99.3
朝食/夕食の同伴者(全体) (単位:%)
野菜/肉類/魚類の摂取状況(全体) (単位:%)
※「食べる(「よく食べる」+「少し食べる」)」の割合
    野菜:83.6%     肉類:94.1%     魚類:80.8%
好きな献立(ごはんやおかず) (単位:人)
男児女児
カレーライス45ハンバーグ28
焼肉34おすし19
ハンバーグ34カレーライス16
おすし16鶏の唐揚げ15
鶏の唐揚げ12グラタン14
とんかつ11スパゲティ12
ラーメン10オムライス10
食事の時、注意されている事(全体) (単位:%)
家で毎日飲んでいるもの (単位:%)
全体男児女児
緑茶、烏龍茶、麦茶80.075.085.0
牛乳44.348.540.0
ジュース25.826.525.0
スポーツドリンク13.819.08.5
炭酸飲料10.013.07.0
乳酸菌飲料6.04.08.0
飲むヨーグルト5.34.06.5
乳酸菌飲料の摂取状況 (単位:%)
※「飲んでいる(「毎日飲んでいる」+「時々飲んでいる」)」の割合
    全体:36.1%     男児:32.5%     女児:39.5%
次頁に続く
調査実施先:(株)ヤクルト本社