子供の食生活と排便に関する調査(1) |
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調査結果の概要
(株)ヤクルト本社が小学校4年生から6年生の児童を対象に実施した“子供の食生活と排便に関する調査”によると、朝食を「毎日必ず食べる」児童は73.8%、夕食では96.3%の割合であった。朝食を必ずしも毎日食べないという児童にその理由を尋ねると、「時間がない」61.9%が1位で、特に男児70.6%で目立つ。女児では「太りたくない」9.3%が1割近くあった。食事どきの同伴者を見ると、「家族全員」で食べる家庭は~朝食:27.3%、夕食:40.8%。「父親を除く家族」で食べる家庭は~朝食:25.0%、夕食:49.3%と、父親不在の食卓の様子が窺われる。野菜/肉類/魚類を各々「よく食べる」という回答は、野菜47.3%、肉類68.8%、魚類38.5%、更に、「あまり食べない」という回答は、野菜15.0%、肉類6.0%、魚類18.8%と魚類が一番食べられていない。好きな献立を男女で比べると、男児は「カレーライス」「焼肉」「ハンバーグ」に集中。一方、女児では「ハンバーグ」が1位を占め、2位以下はやや離れて「おすし」「カレーライス」などが続いている。食事の時に父母から注意されている事は「“いただきます”“ごちそうさま”を言う」37.0%、「自分の食器を片付ける」36.0%、「姿勢良く食べる」35.5%が上位に挙げられた。家で毎日飲んでいる物は、全体・男児・女児いずれも「緑茶・烏龍茶・麦茶」が圧倒的に多く、これに「牛乳」「ジュース」が続いている。乳酸菌飲料を「飲んでいる」児童は3人に1人の36.1%で、男児32.5%より女児39.5%で飲んでいる割合が高かった(2に続く)。
調査結果
- 朝食/夕食の摂取状況(全体) (単位:%)
- ※朝食/夕食にかける時間は…
朝食:「10~15分未満」38.5%が最も多く、平均「14.2分」
夕食:「30~40分未満」42.8%が最も多く、平均「31.4分」 - 朝食を食べない理由(上記設問で「時々食べない」「食べない事が多い」と回答した子供) (単位:%)
全体 男児 女児 1 時間がない 61.9 70.6 53.7 2 食欲がない 36.2 33.3 38.9 3 眠い 36.2 35.3 37.0 4 美味しくない 10.5 9.8 11.1 5 太りたくない 4.8 0.0 9.3 6 いつも同じメニュー 2.9 2.0 3.7 7 何となく食べない 6.7 3.9 9.3 - 朝食/夕食の同伴者(全体) (単位:%)
- 野菜/肉類/魚類の摂取状況(全体) (単位:%)
- ※「食べる(「よく食べる」+「少し食べる」)」の割合
野菜:83.6% 肉類:94.1% 魚類:80.8%
- 好きな献立(ごはんやおかず) (単位:人)
男児 女児 カレーライス 45 ハンバーグ 28 焼肉 34 おすし 19 ハンバーグ 34 カレーライス 16 おすし 16 鶏の唐揚げ 15 鶏の唐揚げ 12 グラタン 14 とんかつ 11 スパゲティ 12 ラーメン 10 オムライス 10 - 食事の時、注意されている事(全体) (単位:%)
- 家で毎日飲んでいるもの (単位:%)
全体 男児 女児 緑茶、烏龍茶、麦茶 80.0 75.0 85.0 牛乳 44.3 48.5 40.0 ジュース 25.8 26.5 25.0 スポーツドリンク 13.8 19.0 8.5 炭酸飲料 10.0 13.0 7.0 乳酸菌飲料 6.0 4.0 8.0 飲むヨーグルト 5.3 4.0 6.5 - 乳酸菌飲料の摂取状況 (単位:%)
- ※「飲んでいる(「毎日飲んでいる」+「時々飲んでいる」)」の割合
全体:36.1% 男児:32.5% 女児:39.5% - 次頁に続く