お寿司の認識と摂取実態に関する調査(1) |
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調査結果の概要
(株)ミツカングループ本社が首都圏及び関西圏に居住する子供を持つ主婦を対象に標記テーマのアンケート調査を実施した。まず、“お寿司”と聞いて思い浮かべるものは「回転寿司」64.0%が最も多く、全体の6割以上を占め、特に関西圏では「回転寿司」の比率が高く7割以上(74.9%)に上る。一方、首都圏では江戸前寿司の影響か、3人に1人が「すし屋で食べるお寿司」32.2%と回答している。お寿司に“ご馳走”というイメージはあるのだろうか?「お寿司によってはご馳走だと思う」という回答が74.9%で大多数を占め、「お寿司は全てご馳走」21.9%という回答は2割ほどだった。「お寿司によっては~」と回答した主婦がご馳走だと思うお寿司は「寿司屋で食べるお寿司」97.2%、「寿司屋の出前寿司」63.9%で、「回転寿司」は僅か9.7%。「回転寿司」はご馳走とは言えず、日常の食生活のワンシーンといえそう。どんな時に“今日はお寿司”となるのか?をお寿司の種類別に見ると~家族の“ハレ”の日や懐具合が暖かい時など、幸せを家族で祝う時には、高くても<寿司屋のお寿司>。子供中心で、家族揃って外出した際に気軽に立ち寄っている<回転寿司>。ひな祭りの行事食としての他、子供のリクエストで作ることもある<家で作るお寿司>。忙しい時にお助けメニューとして役立っている、また、自分自身が食べたくて買うこともある<惣菜寿司、テイクアウトのお寿司>~という様子が窺える。“今日はお寿司にしよう”という時には、それなりの理由があり、その理由によって、お寿司の種類も変わるというわけで、いわば、“我が家のお寿司の法則”が見えてくるようだ。“お寿司にしよう”と最初に言う人は「子供」43.4%が多いが、「自分(主婦)」30.2%や「夫」24.7%が言い出すことも少なくない。しかし、決定権では「自分(主婦)」54.6%が過半数を占め、「夫」32.6%を抑えている(2に続く)。