科学技術と社会に関する世論調査 |
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調査結果の概要
全国の20歳以上の男女を対象に、科学技術と社会に関する世論調査を実施した。その結果、科学技術についてのニュースや話題へ「関心がある」とする者の割合は61.5%。男女別では男性71.7%の方が女性51.9%より「関心がある」とする者の割合が多い。科学技術に関する知識の情報源は「テレビ」83.9%がおよそ8割。以下、「新聞」58.3%、「インターネット」19.2%の順となっている。科学技術の発展により、物の豊かさ/社会や生活の安全性が「向上した」とする者の割合は各々82.4%、54.1%となっている。科学技術の発展に伴い、悪用されたり、誤って使われたりする危険性が増えると「思う」とする者の割合は77.1%と8割近くに達する。進歩が速過ぎるため、ついていけなくなると「思う」とする者の割合は69.6%、一方、「思わない」とする者の割合は4人に1人の25.2%となっている。科学技術の発展を不安に思う分野では「遺伝子組換え食品などの安全性」59.7%が最も割合が多い。科学技術の発展はプラス面とマイナス面のどちらが多いのか?の問いに、「プラス面が多い」とする者の割合は60.5%、男女別では男性71.0%の方が女性51.5%よりも「プラス面が多い」とする者の割合が多い。物質の豊かさだけでなく、心の豊かさも実現するものであるべきか?と尋ねると、「そう思う」とする者の割合は87.7%、男女別では男性が90.0%、女性が85.6%と「そう思う」とする者の割合は男性が女性を上回っている。科学技術が貢献すべき分野で最も回答割合が多かったのは「地球環境や自然環境の保全」72.8%、2位は「資源の開発、有効利用やリサイクル」71.4%で、ともに7割を超えている。
調査結果
- 科学技術についてのニュースや話題への関心
- ※「関心がある(「ある程度関心がある」含む)」
総数:61.5% 男性:71.7% 女性:51.9%
※「関心がない(「あまり関心がない」含む)」
総数:33.7% 男性:23.9% 女性:42.2% - 科学技術に関する知識の情報源(総数)
- 科学技術の発展により向上したもの(総数)
- ※「向上した(「どちらかと言うと向上した」含む)」
物の豊かさ:82.4% 社会や生活の安全性:54.1%
※「向上していない(「あまり向上していない」含む)」
物の豊かさ:10.8% 社会や生活の安全性:35.8% - 科学技術の発展に伴う不安
- ※「そう思う(「どちらかと言うとそう思う」含む)」
悪用されたり~:77.1% 進歩が速過ぎる~:69.6%
※「そう思わない(「あまりそう思わない」含む)」
悪用されたり~: 5.2% 進歩が速過ぎる~:25.2% - 科学技術の発展を不安に思う分野(総数)
- 科学技術の発展のプラス面とマイナス面(どちらが多いか?)
- ※「プラス面が多い(「どちらかと言えばプラス面が多い」含む)」
総数:60.5% 男性:71.0% 女性:51.5%
※「マイナス面が多い(「どちらかと言えばマイナス面が多い」含む)」
総数:11.2% 男性: 8.3% 女性:13.6% - 物質の豊かさだけでなく、心の豊かさも実現するものであるべきか?
- ※「そう思う(「どちらかと言うとそう思う」含む)」
総数:87.7% 男性:90.0% 女性:85.6%
※「そう思わない(「あまりそう思わない」含む)」
総数: 6.5% 男性: 7.0% 女性: 6.1% - 科学技術が貢献すべき分野(総数)