キユーピー第18回食生活総合調査

  • 調査期間
  • 2006/10~2006/11
  • 調査対象
  • 首都圏30km圏在住の40歳以上の有配偶女性 757人
  • 調査方法
  • 郵送・訪問回収法

調査結果の概要

同社が実施している「食生活総合調査」は1989年(平成元年)から数えて今回で18回目を迎える。それによると、健康のために意識的に摂るようにしている食品は、カロリーや脂肪などを敬遠しつつも、健康感のある食材として「豚肉」14.8%や「卵」14.6%が上位2位に挙げられた。さらに、年代別にこれら2つの摂取状況を見ると、2003年当時よりも、かつ、年代が上がるごとにとる人の割合が増えている。初めての食品を購入するきっかけや目安は、40代から50代では「身体に良い成分が入っているもの」、60代から70代では「添加物の少ないもの」が多かった。「使いきれる量(少量)のもの」を見ると、70代の数値の高さが目を引く。2つの問いをすると…「安くても一度に使い切れない生鮮品は買わないようにしている」との回答は、40代を除いておよそ7割に及び、とりわけ70歳以上(75.8%)で多く、また「割高になっても小容量のものを買う」でも年代が上がるごとに割合が高くなり、年代が高いほど無駄のない食品を求めている様子が窺えた。自身または夫の健康について気になっている事は「高血圧」「コレステロール値」「胃や腸」etc、一方、50代以上では「高血圧」「コレステロール値」「中性脂肪」の順で多い。40代より50代以上で相対的に多かったのは「視力・目の疲れ」「高脂血症」「肝機能」「糖尿」だった。

調査結果

健康のために意識的に摂るようにしている食品(全体)
※第2位「卵」については、一般的にコレステロールを気にして食べないようにする意識がありましたが、近年、コレステロールをはじめとして栄養学への正しい理解が深まり、むしろ完全栄養食といわれるほどのバランスの良い食材として、食事に取り入れるようになったのではと思われます。
健康のために意識的に摂るようにしている食品のうち、豚肉と卵の内訳(年代別) (単位:%)
豚肉
40代43.4(34.7)39.8(33.7)
50代45.2(31.1)44.7(37.5)
60代55.8(43.7)66.0(48.6)
70歳以上61.5(41.1)79.7(53.3)
※( )内の数値は2003年のものです。
初めての食品を購入するきっかけや目安(年代別) (単位:%)
40代50代60代70歳以上
添加物の少ないもの35.235.537.437.0
身体に良い成分が入っているもの36.738.531.528.9
効果・効能が表示されたもの19.924.920.917.4
環境に優しいもの15.417.922.920.0
使い切れる量(少量)のもの13.518.524.434.4
今までより使い易そうな容器6.011.16.410.9
次の設問についてどうお考えですか?(年代別) (単位:%)
50歳以上40代50代60代70歳以上
安くても一度に使い切れない生鮮品は
買わないようにしている
71.264.669.271.975.8
割高になっても小容量のものを買う53.036.845.856.964.4
※「はい」+「どちらかと言えばはい」の回答割合です。
貴方またはご主人の健康について気になっている事は何ですか? (単位:%)
40代50代以上
高血圧18.745.4
コレステロール値36.345.0
中性脂肪50.842.2
視力・目の疲れ23.532.1
高脂血症22.228.6
肝機能25.325.8
糖尿19.525.3
胃や腸25.624.7
動脈硬化23.124.1
骨密度・骨粗鬆症8.514.2
便秘気味7.312.3
調査実施先:キユーピー(株)