キユーピー第18回食生活総合調査 |
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調査結果の概要
同社が実施している「食生活総合調査」は1989年(平成元年)から数えて今回で18回目を迎える。それによると、健康のために意識的に摂るようにしている食品は、カロリーや脂肪などを敬遠しつつも、健康感のある食材として「豚肉」14.8%や「卵」14.6%が上位2位に挙げられた。さらに、年代別にこれら2つの摂取状況を見ると、2003年当時よりも、かつ、年代が上がるごとにとる人の割合が増えている。初めての食品を購入するきっかけや目安は、40代から50代では「身体に良い成分が入っているもの」、60代から70代では「添加物の少ないもの」が多かった。「使いきれる量(少量)のもの」を見ると、70代の数値の高さが目を引く。2つの問いをすると…「安くても一度に使い切れない生鮮品は買わないようにしている」との回答は、40代を除いておよそ7割に及び、とりわけ70歳以上(75.8%)で多く、また「割高になっても小容量のものを買う」でも年代が上がるごとに割合が高くなり、年代が高いほど無駄のない食品を求めている様子が窺えた。自身または夫の健康について気になっている事は「高血圧」「コレステロール値」「胃や腸」etc、一方、50代以上では「高血圧」「コレステロール値」「中性脂肪」の順で多い。40代より50代以上で相対的に多かったのは「視力・目の疲れ」「高脂血症」「肝機能」「糖尿」だった。
調査結果
- 健康のために意識的に摂るようにしている食品(全体)
- ※第2位「卵」については、一般的にコレステロールを気にして食べないようにする意識がありましたが、近年、コレステロールをはじめとして栄養学への正しい理解が深まり、むしろ完全栄養食といわれるほどのバランスの良い食材として、食事に取り入れるようになったのではと思われます。
- 健康のために意識的に摂るようにしている食品のうち、豚肉と卵の内訳(年代別) (単位:%)
豚肉 卵 40代 43.4(34.7) 39.8(33.7) 50代 45.2(31.1) 44.7(37.5) 60代 55.8(43.7) 66.0(48.6) 70歳以上 61.5(41.1) 79.7(53.3) - ※( )内の数値は2003年のものです。
- 初めての食品を購入するきっかけや目安(年代別) (単位:%)
40代 50代 60代 70歳以上 添加物の少ないもの 35.2 35.5 37.4 37.0 身体に良い成分が入っているもの 36.7 38.5 31.5 28.9 効果・効能が表示されたもの 19.9 24.9 20.9 17.4 環境に優しいもの 15.4 17.9 22.9 20.0 使い切れる量(少量)のもの 13.5 18.5 24.4 34.4 今までより使い易そうな容器 6.0 11.1 6.4 10.9
- 次の設問についてどうお考えですか?(年代別) (単位:%)
50歳以上 40代 50代 60代 70歳以上 安くても一度に使い切れない生鮮品は
買わないようにしている71.2 64.6 69.2 71.9 75.8 割高になっても小容量のものを買う 53.0 36.8 45.8 56.9 64.4 - ※「はい」+「どちらかと言えばはい」の回答割合です。
- 貴方またはご主人の健康について気になっている事は何ですか? (単位:%)
40代 50代以上 高血圧 18.7 45.4 コレステロール値 36.3 45.0 中性脂肪 50.8 42.2 視力・目の疲れ 23.5 32.1 高脂血症 22.2 28.6 肝機能 25.3 25.8 糖尿 19.5 25.3 胃や腸 25.6 24.7 動脈硬化 23.1 24.1 骨密度・骨粗鬆症 8.5 14.2 便秘気味 7.3 12.3
調査実施先:キユーピー(株)