2008年 正月3が日の食事に関する調査 |
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調査結果の概要
かつて正月3が日といえば、おせちと雑煮を食べて…という光景が当たり前だったが、最近ではそうでもないらしい。象印マホービン(株)が行なったアンケート調査によると、新年を迎えたその年の食事どきに、家族全員が揃った家庭は9割(「自宅で家族全員が揃っていた」65.4%+「自宅以外だが家族全員が揃っていた」24.0%)と高い割合となった(首都圏90.4%、京阪神88.4%)。子供の頃と比べた元旦の最初の食事の様子については「変わった」が66.4%と、3人に1人が感じており、具体的には「おせち料理を食べなく(用意しなく)なった」、「おせち料理が少なくなった」、「料理が普段と変わらなくなった」と、食卓に正月らしさが失われている家庭の様子が見受けられる。今年の正月3が日(3日間)の食費を普段の週末を含む3日間と比較すると、「普段より多かった」72.0%が7割以上、「変わらなかった」が15.0%、一方、減少派は10.8%(「普段よりやや少なかった」3.0%+「普段よりかなり少なかった」7.8%)だった。今年の正月に食べたかったけれど、食べられなかった料理の1位は、首都圏・京阪神ともに「雑煮」となっており、また、食卓に上がった料理の中で、評判の良かった料理でも「雑煮」が1位になり、人気の高さが窺える。反対に、評判の悪かった料理は「煮物・煮しめ」が1位で、上位にはおせちの定番メニューが顔を揃え、おせち離れが進んでいる現状が浮き彫りになった。
調査結果
- 貴方の家庭では、今年の元旦(2008年1月1日)の最初の食事の時に、家族全員が揃っていましたか?
- 貴方の子供の頃と比べて、元旦の最初の食事の様子は変わりましたか?
- 具体的にはどんなところが変わったと思いますか? (単位:%)
合計 首都圏 京阪神 1 おせち料理を食べなく(用意しなく)なった 15.2 16.0 14.4 2 おせち料理が少なくなった 9.2 9.2 9.2 おせちは市販のものを買うようになった 9.2 10.0 8.4 4 料理が普段と変わらなくなった 5.0 2.8 7.2 5 家族構成が変わり、雰囲気も食事も変わった 4.2 4.8 3.6 6 人数が少なくなった(昔は賑やかだった) 3.2 3.6 2.8 7 お屠蘇を出さなく(飲まなく)なった 2.6 2.8 2.4 8 家族全員が揃うことがなくなった 2.2 1.6 2.8 9 保存食の必要性がなくなった(店が営業) 2.0 2.0 2.0 10 料理が変わった 1.4 1.6 1.2 - 今年の正月3が日(3日間)の食費は、普段の週末を含む3日間の食費(外食を含む)と比べてどうでしたか?
- 貴方の家庭では、今年の正月に食べたかったけれど、食べられなかった料理はありますか? (単位:人)
合計 首都圏 京阪神 1 雑煮 22 11 11 2 カニ 8 6 2 3 おせち 7 5 2 4 もち 6 4 2 5 寿司 4 2 2 きんとん 4 2 2 - 今年の正月に食卓に上がった料理の中で、評判の良かった料理はありますか? (単位:人)
合計 首都圏 京阪神 1 雑煮 60 37 23 2 すき焼き、鍋もの 27 6 21 3 きんとん 21 13 8 4 カニ 20 11 9 煮物、煮しめ 20 12 8 6 黒豆 16 7 9 7 焼き豚、煮豚 11 8 3 鯛 11 3 8 - 反対に、評判の悪かった料理はありますか? (単位:人)
合計 首都圏 京阪神 1 煮物、煮しめ 12 5 7 2 雑煮 7 4 3 3 田作り、ごまめ 6 2 4 おせち(市販) 6 1 5 5 昆布巻 4 3 1 数の子 4 2 2 豆 4 2 2 8 きんとん 3 3 0 なます 3 2 1 エビ 3 1 2