2008年 正月3が日の食事に関する調査

  • 調査期間
  • 2008/01/04~2008/01/07
  • 調査対象
  • 首都圏及び京阪神在住の25歳~50歳の主婦 500人(各エリア250人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

かつて正月3が日といえば、おせちと雑煮を食べて…という光景が当たり前だったが、最近ではそうでもないらしい。象印マホービン(株)が行なったアンケート調査によると、新年を迎えたその年の食事どきに、家族全員が揃った家庭は9割(「自宅で家族全員が揃っていた」65.4%+「自宅以外だが家族全員が揃っていた」24.0%)と高い割合となった(首都圏90.4%、京阪神88.4%)。子供の頃と比べた元旦の最初の食事の様子については「変わった」が66.4%と、3人に1人が感じており、具体的には「おせち料理を食べなく(用意しなく)なった」、「おせち料理が少なくなった」、「料理が普段と変わらなくなった」と、食卓に正月らしさが失われている家庭の様子が見受けられる。今年の正月3が日(3日間)の食費を普段の週末を含む3日間と比較すると、「普段より多かった」72.0%が7割以上、「変わらなかった」が15.0%、一方、減少派は10.8%(「普段よりやや少なかった」3.0%+「普段よりかなり少なかった」7.8%)だった。今年の正月に食べたかったけれど、食べられなかった料理の1位は、首都圏・京阪神ともに「雑煮」となっており、また、食卓に上がった料理の中で、評判の良かった料理でも「雑煮」が1位になり、人気の高さが窺える。反対に、評判の悪かった料理は「煮物・煮しめ」が1位で、上位にはおせちの定番メニューが顔を揃え、おせち離れが進んでいる現状が浮き彫りになった。

調査結果

貴方の家庭では、今年の元旦(2008年1月1日)の最初の食事の時に、家族全員が揃っていましたか?
貴方の子供の頃と比べて、元旦の最初の食事の様子は変わりましたか?
具体的にはどんなところが変わったと思いますか? (単位:%)
合計首都圏京阪神
1おせち料理を食べなく(用意しなく)なった15.216.014.4
2おせち料理が少なくなった9.29.29.2
おせちは市販のものを買うようになった9.210.08.4
4料理が普段と変わらなくなった5.02.87.2
5家族構成が変わり、雰囲気も食事も変わった4.24.83.6
6人数が少なくなった(昔は賑やかだった)3.23.62.8
7お屠蘇を出さなく(飲まなく)なった2.62.82.4
8家族全員が揃うことがなくなった2.21.62.8
9保存食の必要性がなくなった(店が営業)2.02.02.0
10料理が変わった1.41.61.2
今年の正月3が日(3日間)の食費は、普段の週末を含む3日間の食費(外食を含む)と比べてどうでしたか?
貴方の家庭では、今年の正月に食べたかったけれど、食べられなかった料理はありますか? (単位:人)
合計首都圏京阪神
1雑煮221111
2カニ862
3おせち752
4もち642
5寿司422
きんとん422
今年の正月に食卓に上がった料理の中で、評判の良かった料理はありますか? (単位:人)
合計首都圏京阪神
1雑煮603723
2すき焼き、鍋もの27621
3きんとん21138
4カニ20119
煮物、煮しめ20128
6黒豆1679
7焼き豚、煮豚1183
1138
反対に、評判の悪かった料理はありますか? (単位:人)
合計首都圏京阪神
1煮物、煮しめ1257
2雑煮743
3田作り、ごまめ624
おせち(市販)615
5昆布巻431
数の子422
422
8きんとん330
なます321
エビ312
調査実施先:象印マホービン(株)