TIC利用外国人旅行者の訪日旅行実態調査 |
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調査結果の概要
訪日外国人旅行者が最も関心のある事は「日本料理」である事が国際観光振興機構(JNTO)の調べでわかった。海外で日本食ブームが広がる中、今後、本場の日本料理目当ての訪日が期待できるかもしれない。まず、訪日目的では「観光」76.7%の割合が圧倒的に高く、次位以下の「家族・友人訪問」10.6%や「業務」3.6%を大きく引き離している。日本での滞在予定日数を見ると「15~21日」との層が36.6%でトップ。「8~14日」29.9%、「1~7日」14.0%が後に続き、平均滞在予定日数は「17.8日」となっている。日本滞在中に希望する活動では「日本文化体験」93.4%、「日本の生活様式体験」76.3%、「日本人とのふれあい」57.7%などが上位に挙げられ、また、最も関心のある体験を5つまで挙げてもらったところ、「日本料理を食べる」71.2%が1位となり、世界中に普及している日本料理を本場で食べる事が訪日の大きな動機になっている事が窺える結果となった。日本滞在中に購入したい品目は「洋服」28.5%が最も多く、中でもTシャツや普段着、ジャケットを買いたいという声が多く聞かれた。実用的で、自分のための日本旅行の記念となる品を持ち帰りたい、という意向や日本製アパレル製品への高い支持があるのではと思われる。2位「ゆかた、着物」20.7%、3位「デジタルカメラ」17.8%に続き、食品(「日本茶」「日本酒」「日本のお菓子」)が上位を占めた。また、8位「書籍」11.7%の中には、特に若者に人気の漫画も含まれていると推測される。TICを知ったきっかけは、2人に1人の割合で「旅行ガイドブック」52.4%を挙げている。