未妊レポート～子どもを持つことについて～

調査結果の概要

ベネッセ次世代育成研究所が、子どもがおらず、妊娠していない25歳～45歳の女性を対象にインターネット調査を実施してまとめた“未妊レポート～子どもを持つことについて～”によると、現在、未婚女性の50.4％が交際している人がおらず、結婚については、未婚女性全体の62.6％が「ぜひ」＋「できれば結婚したい」と考えているが、年齢が上がるごとにその割合は低くなり、「結婚しなくてもよい」「結婚については考えていない」の割合が増える。未婚女性（61.4％）、既婚女性（58.2％）とも６割前後が子どもを持ちたい（「ぜひ」＋「できれば子どもが欲しい」）と考えており、特に、25～29歳の女性の場合、「ぜひ欲しい」の割合が45.5％と、他の層と比べて極めて高い。しかし、こちらでも年齢が上がる事にその割合が下がり、「子どもを持つことについて考えていない」の割合が増える。子どもが欲しいと回答した女性が第一子を産みたいと考えている年齢は「30歳」14.9％と「35歳」18.7％にピークがあり、20代後半女性は「35歳」を目標にしている人が多く、平均すると「34.3歳」だった。このうち、既婚女性の60.8％が「今すぐにでも産みたい」と答え、「基礎体温の記録」58.8％、「書籍や雑誌、ムック、インターネットでの情報収集」52.5％、「避妊を止める」51.4％など、妊娠に向けて行動している事が明らかになった。一方、「いつかは産みたいが今すぐではない」と回答した既婚女性に、妊娠・出産を先延ばしにする理由を尋ねたところ、「今の生活レベルを維持したい」77.2％、「自分の時間や仕事以外での自己実現を楽しみたい」74.6％、「夫・彼と二人の時間を楽しみたい」71.9％などが上位に挙げられた。

調査結果