30・40代サラリーマン「世帯年収比較 夫婦の幸福度調査」

  • 調査期間
  • 2007/11/02
  • 調査対象
  • 全国の30・40代の夫がサラリーマンの夫婦 774人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

年収が低いほど、結婚相手を愛している割合が高い-世帯年収を3つの層に分けて行なった夫婦の幸福度調査でこのような結果がまとまった。本調査は生命保険と金融サービスの専門家で組織する「MDRT日本会」が昨年11月に実施。それによると、結婚相手を愛していますか?との設問では、300万円未満の夫婦は48.45%が「そのように思う(愛している)」と回答しているに対し、800~1000万円未満では33.35%の割合であった。また、離婚を考えたり、生まれ変わっても現在のパートナーとの結婚を望んだり、結婚後も恋愛感情を抱いている夫婦の割合、セックスの回数も年収が低いほど多くなる傾向が出た。このような結果について、心理学者である駒沢女子大学の富田隆教授は「収入が低いほど夫婦の愛情が深く、幸福度が高いと考えるのは早計。経済的に苦しさを感じつつも、結婚生活を続けるために“それでも愛しているから”と、自分を納得させようとする心理の現われでは」と話している。幸せな夫婦関係に必要と思われるもの(項目)を用意し、その中から3つまで選んでもらったところ、「思いやり」69.3%が圧倒的の1位で、「信頼」44.2%、「お金」43.4%などが上位に挙げられた。

調査結果

☆本調査を要約・編集するにあたり、「MDRT日本会」の著作物をもとに、当社の責任において変更を加え、
   転載した。
結婚相手を愛していますか?(世帯年収別での比較) (単位:%)
※全体で39.9%、性別では、男性(夫)の37.0%、女性(妻)の42.9%が「そのように思う(愛している)」   
   と回答。
真剣に、妻・夫との離婚を考えた事がありますか?(世帯年収別での比較) (単位:%)
※全体で33.3%。性別では、男性(夫)の31.3%、女性(妻)の35.4%が「はい(離婚を考えた事がある)」   
   と回答。
生まれ変わっても、現在の夫・妻と結婚したいですか?(世帯年収別での比較) (単位:%)
※全体で41.1%。性別では、男性(夫)の40.6%、女性(妻)の41.6%が「はい(生まれ変わっても、現在の   
   夫・妻と結婚したい)」と回答。
結婚後も相手に恋愛感情を持ち続けていますか?(世帯年収別での比較) (単位:%)
※全体で37.3%、性別では、男性(夫)の40.8%、女性(妻)の33.9%が「はい(結婚後も相手に恋愛感情   
   を持ち続けている)」と回答。
夫婦におけるセックスの頻度は、月に何回ですか?(全体・性別・世帯年収別での比較)
平均回数
全体1.94
男性1.94
女性1.94
300万円未満2.52
500~600万円未満1.83
800~1000万円未満1.47
幸せな夫婦関係に必要と思われるものを3つまでお選び下さい(全体:上位5位) (単位:%)
(調査対象)
世帯年収300万円未満男女各129人
世帯年収500~600万円未満男女各129人
世帯年収800~1000万円未満男女各129人
合計774人
調査実施先:MDRT日本会