第一生命経済研究所「職場の人間関係に関するアンケート調査」

  • 調査期間
  • 2007/02
  • 調査対象
  • 全国に居住する20歳~59歳の会社員男女 601人
  • 調査方法
  • 質問紙郵送調査法

調査結果の概要

(株)第一生命経済研究所では、全国に居住する20歳から59歳の会社員男女を対象に標記テーマのアンケート調査を実施した。その結果、普段、一緒に昼食を食べる相手は男性は「ひとりで」50.2%、一方、女性は「同性の同僚」62.5%が最も多かった。また、普段、昼食代にかける平均費用は「500円未満」39.9%が一番多く、男女別で見ると、女性は男性に比べて「500円未満」と「お弁当持参」の割合が高くなっており、昼食代を節約している様子が窺える。その一方で、男性で回答がなかった「1,000円以上」の回答が女性では1.4%あった。職場の上司に対する儀礼的慣習の実施状況について、「自宅に年始の挨拶訪問をする」は僅か1.0%に過ぎず、殆んど行なわれていない。「年賀状を出す」については50.6%の割合であった。一緒に飲みに行きたい相手は「同性の同僚」67.2%が圧倒的に多く、男女別で見ると、男性にとっては「異性の上司」3.7%、女性にとっては「同性の上司」11.1%の回答が少なくなっている。これは女性の上司が少ない事が影響していると考えられる。上司や部下と飲みに行きたいか?を尋ねると、「上司と飲みに行きたい(「どちらかと言えば行きたい」34.5%を含む)」との回答は42.5%、「部下と飲みに行きたい(「どちらかと言えば行きたい」43.6%を含む)」は51.6%で、上司とよりは??部下と飲みに行きたいという人が多かった。飲みに行きたい理由の第1位は、上司も部下も「人間関係を築くため」。反対に、行きたくない理由について第1位は、相手が上司では「仕事の話ばかりでつまらないから」47.3%、部下では「時間がもったいないから」53.0%が挙げられた。

調査結果

普段、主に誰と一緒に昼食を食べていますか? (単位:%)
男性女性
1ひとりで50.2同性の同僚62.5
2同性の同僚47.0ひとりで32.9
3上司19.9上司17.5
4部下18.1異性の同僚17.1
5異性の同僚10.0部下  9.3
普段の平均昼食代はいくらですか? (単位:%)
職場の上司に対する儀礼的慣習の実施状況 (単位:%)
誰と一緒に飲みに行きたいですか? (単位:%)
全体男性女性
同性の同僚67.267.666.8
異性の同僚27.023.431.1
同性の部下19.024.312.9
同性の上司17.523.111.1
異性の上司10.1  3.717.5
異性の部下  9.814.3  4.6
いない・誰とも行きたくない20.119.021.4
上司/部下と飲みに行きたいですか?(※普段、上司/部下と飲みに行くと回答した人) (単位:%)
※上司が同性の場合、「ほぼ毎日行く」という人は0.2%、「週に1~2回」1.0%、「月に1~2回」9.1%、「年に数回程度」44.9%。また、部下については、「週に1~2回」が1.8%、「月に1~2回」15.2%、「年に数回程度」が41.3%となっています。
上司/部下と飲みに行きたい理由は何ですか?(上司/部下と飲みに行きたいと回答した人)
<上司と飲みに行きたい> (単位:%)
<部下と飲みに行きたい> (単位:%)
上司/部下と飲みに行きたくない理由は何ですか?(上司/部下と飲みに行きたくないと回答した人)
<上司と飲みに行きたくない> (単位:%)
<部下と飲みに行きたくない> (単位:%)
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/news/news0712.pdf
調査実施先:(株)第一生命経済研究所