定年退職後または60歳以降の理想的な生活に関する意識調査(2)

  • 調査期間
  • 2007/07/19~2007/07/24
  • 調査対象
  • 首都圏(1都6県)在住の30歳~69歳の男女 684人(男性347人、女性337人)
  • 調査方法
  • FAX調査(記入式)

調査結果の概要

(1より)定年退職後或いは60歳以降に一緒にいる時間を増やしたいと思う人は男女共に「配偶者」が第1位となったが、その割合を見ると、男性49.6%に対し、女性は34.4%と、夫が妻に片思い?の状態のような結果に。やりたいと考えている事は、1位「国内旅行」72.5%、2位「海外旅行」、51.6%。一緒にいる時間を増やしたい人の第1位が「配偶者」だったことから、“夫婦で旅行”が老後に最も望まれている事なのかもしれない。そして3位には「夫婦でのんびり暮らす」42.5%が挙げられた。老後の生活について不安に思う事は「自分のけが・病気」77.3%が8割近くを占め、「配偶者のけが・病気」66.8%、「日常の生活費の不足」57.9%が続いている。最後に理想的な年齢の重ね方をしていると思う有名人を訪ねたところ、女優の「森光子さん」が2位以下に2倍の差をつけて1位になった。いつまでも年齢を感じさせない美しさを保ち、舞台やテレビなどパワフルに活躍している姿が幅広い世代に支持されているのかも知れない。

調査結果

定年退職後或いは60歳以降に一緒にいる時間を増やしたいと思う人
<男性> (単位:%)
<女性> (単位:%)
【配偶者】
 ・配偶者が、自分にとって一番身近で安心できる存在だから。(30代男性)
 ・一番の理解者だから。(30代女性)
 ・生涯を共にする家族だから。(30代女性)
【友人】
 ・同じ考えや趣味を持った、気を使わない友人と一緒にいたら楽しいと思うので。(30代女性)
 ・同じ趣味を通して、時間を共有したいから。(30代男性)
 ・友人の方が気兼ねなく、お互いを助け合えると思うので。(40代女性)
【子供】
 ・子供は頼りになりそうだから。(30代女性)
 ・面倒をみて欲しいから(40代男性)
 ・可愛いから。(40代女性)
【孫】
 ・ゆったりとした子育てを楽しみたいから。親が出来ない事をカバーすると共に、子供の成長を楽しみたい。(50代女性)
 ・思い出を作ってやりたい。(50代男性)
 ・とても可愛らしい存在。親とは違う愛情を注ぎ、ゆったりとした時間や色々な体験をさせてあげたい。私自身の喜びでもある。祖父母の思い出を持って欲しい。(60代女性)
【ペット】
 ・安らげるから。(30代女性)
 ・淋しさを癒してくれるから。(50代女性)
 ・ペットに癒されると共に、散歩などで健康になるし、共に生きる張り合いが出来る。(60代女性)
【近隣住民】
 ・近隣住民とのコミュニケーションを取っておけば、災害時などに助け合いが出来る。(40代男性)
 ・何かあった時に近隣の方が、お互いに助け合えるから(50代女性)
 ・遠くの親類より近くの他人。ちょっとした事。万一の場合でも速い対応処理が出来る。(60代男性)
定年退職後或いは60歳以降にやりたい事(全体) (単位:%)
老後の生活について不安に思う事(全体) (単位:%)
理想的な年齢の重ね方をしていると思う有名人(全体) (単位:人)
1森 光子108
2加山 雄三53
3日野原 重明41
4野際 陽子20
5吉永 小百合19
6大橋 巨泉17
7所 ジョージ15
8草笛 光子11
黒柳 徹子11
9宇津井 健8
10小泉 純一郎7
マイク真木7
※敬称略
調査実施先:グリーンフォレスト(株)