ライフスタイル・年齢に対する意識調査

  • 調査期間
  • 2007/06/26~2007/06/27
  • 調査対象
  • 全国の20代~60代の男女 1,030人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

60代は人生の不安が少なく、50代は将来をネガティブに捉えがち―。このような調査結果が、ファンケル、日本プロゴルフ協会主催のシニアゴルフトーナメント「第7回ファンケルクラッシック」事務局が、20代から60代の男女を対象に行ったアンケートで明らかになった。それによると、これからの将来に不安を感じるか?との問いに、50代の72.8%が「感じる(「とても感じる」22.8%を含む)」と答え、全世代中最も多かったのに対し、60代は逆に「感じない(「全く感じない」0.5%含む)」割合が11.2%と最多で、「感じる」は62.1%と全世代の中で最小となった。また、自分への満足度についても、60代が最も高く、41.7%が「満足している(「非常に満足している」2.9%を含む)」と回答、「あまり+全く満足していない」の24.3%を大きく上回っているのに対し、50代は「満足している(「非常に満足している」1.5%を含む)」が23.8%、「あまり+全く満足していない」が40.8%と、60代と50代ではその捉え方が大きく変わることが浮き彫りになった。現在の幸せ度を見ると平均で、60代が67.1%で最も高く、これに30代が64.2%で続いた。最も幸せ度が低かったのは20代で59.4%となった。“シニア”だと思う年代は、50代までは「60歳以上」の比率が最多で、“シニア”の平均年齢は60.4歳。一方、60代になると「65歳以上」が37.9%、「70歳以上」が35.0%、平均すると65.7歳となり、20代~50代と60代の間で、シニアと捉える年齢に差がある事が明らかになった。

調査結果

これからの将来に不安を感じますか? (単位:%)
今の自分に満足していますか? (単位:%)
現在の幸せ度は?(平均) (単位:%)
何歳以上から“シニア”だと思いますか? (単位:%)
※( )内の数値は平均年齢
<20歳~49歳>がシニアに教わりたい事、<50歳~69歳>が若年層に(40代以下)に伝えたい事(自由回答)

<人生の先輩(50代以上)に教わりたい事>
―以前なら自然に受け継がれてきた生活の知恵や地域とのかかわりについて、具体的なアドバイスを教えて欲しいという回答が目立つ。
【24歳・女性】 「おばあちゃんの知恵袋のようなもの」
【29歳・女性】 「お料理のレシピ、子育てについてや生活の知恵などを教わりたい」
【24歳・女性】 「礼儀について」
―加えて、人生の先輩として会得してきた処世術を知りたいという声も多い。
【43歳・女性】 「世渡りの仕方」
【48歳・男性】 「マニュアルに書いていない作業の極意・勘・裏技などを教えていただきたい」
【41歳・女性】 「年をとっても仲の良い夫婦でいられる方法」

<若年層(40代以下)の方へ伝えたい事>
―人生の先輩という立場で「今」や「一瞬」を大事にという回答が多く見受けられる。
【55歳・女性】 「自分磨きを大事に。心の豊かさが一番です」
【55歳・女性】 「日々の行いの積み重ねが、後の自分の成り立ちに大きく係わってくるということ。日々の行い
          はとても大切です。」
【57歳・女性】 「時間の過ぎるのはあっという間です。1日1日大切に生きてほしい」
【56歳・女性】 「今が一番若い!悔いのない人生を!」
【57歳・男性】 「仕事人、家庭人、地域人であることのバランスを今から考え、実践していけばいい」
―また、自分、そして自分のまわりだけの事を考えるのではなく、社会性を持ち、モラルを守り、謙虚に生きてほしいと伝える人も多く見られた。
【64歳・女性】 「無関心おとなし過ぎます。もっと色んな事に怒ってください。日本の国はあなた達にかかってい
          るのです。」
【51歳・女性】 「自分の側の人間さえ良ければ良いというような生活態度ではなく、他者への気遣いや配慮をも
          っともっとするべき」
【51歳・女性】 「子育てをもっとしっかり。教えるべき事がある時は叱ってでも教えていくべきである」
【60歳・女性】 「もっと周りの人々に関心を持ち、人に優しい心を持ってもらいたい。昔の良い日本の秩序ある社
          会になるよう心がけて」
【65歳・男性】 「自分が中心ではなく、自分を世の中の輪の中に入れて考えてみて欲しい。」
調査実施先:(株)ファンケル