年金問題に関する調査

  • 調査期間
  • 2007/07/12~2007/07/17
  • 調査対象
  • 全国の30代~50代の男女 1,567人
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

社会保険庁が管理する公的年金の記録漏れが発覚し、政府はその対応に取り組んできたが、国民はどう感じているのだろうか?全国の30代から50代の男女に尋ねた。その結果、年金問題について、年金記録不備の問題が発覚してから一定期間が過ぎたが、9割以上が関心がある(「とても関心がある」49.8%+「多少関心がある」42.8%)と回答、政府の対応については「満足していない(「あまり満足していない」27.1%+「全く満足していない」64.1%)が9割以上となり、大多数の回答者が政府の対応を評価していない。将来、給付される年金の期待度を見ると、「期待していない」は63.3%で、若い世代ほど「期待していない」の割合が高くなる。これらの事を反映してか、将来の蓄えについて「貯金・預金」60.6%をしている回答者は6割に及ぶ。年金記録不備問題ばかりが目立つが、2007年4月からは年金分割制度が実施されている。こちらの認知度は78.0%で、当制度に「賛成」という回答者は57.6%、「反対」は10.0%であった(性別では「賛成」が男性44.3%に対し、女性は68.4%であった)。

調査結果

現在、貴方は年金問題について関心がありますか?(全体) (単位:%)
貴方は年金問題に対する政府の対応に満足していますか?(全体) (単位:%)
将来、貴方は給付される年金に期待しますか? (単位:%)
将来の蓄えについて、貴方は何かしていますか?(全体) (単位:%)
2007年4月から実施された年金分割制度(※)を知っていましたか? (単位:%)
※夫婦が結婚している間に一緒に築き上げてきた財産は、離婚する時には2人で分け合うことになる(マンション、車、電化製品、現金、預貯金、有価証券 etc, 退職金も)。一方、例えば年金など、その人のみが受け取れる権利がある(一身専属権という)。故に、その人固有の権利として、従来は夫婦であってもそれを分けることはできなかったが、2007年4月1日から改正され、“年金分割”という制度になった。具体的には、離婚の際に分割された年金は、元の夫に振り込まれるのではなく、直接奥さん(元の妻)の名義に入る。また、もし、その後もとの夫が亡くなっても年金を受け取れる権利は変わらず、即ち、年金分割後は妻の権利となる。
年金分割制度について貴方はどう思いますか?(全体) (単位:%)
調査実施先:(株)ライフメディア