2007年度新入社員の会社生活調査(1) |
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調査結果の概要
新入社員の働く意欲や新社会人としての意識、将来の目標などに関するアンケートを行った。まず、自分自身の就職活動の感想について、65.2%が「大変だった(「かなり大変だった」21.6%+「思ったより大変だった」43.6%)としており、その結果には9割が満足(「大変満足」44.3%+「やや満足」44.9%)している。就職先を選ぶ際、「仕事内容」72.3%や「業種」64.8%を重視し、男女別で比較すると、「業種」は男性70.3%が女性55.2%を15ポイントほど上回っている(「仕事内容」では殆んど男女差がなかった)。社会人としてのスタートラインに立ったばかりの新入社員、働くという事に対して最も強く求めるものは「人間としての成長」39.8%が最も多く、「収入の確保」23.8%、「自己実現」14.5%と続く。1位については、男女別では大きな差はなかったが、「収入の確保」に於いて、男性の21.3%に対し女性は28.2%とおよそ7ポイントの差があった。将来のキャリアプランが「明確にある」新入社員は12.4%で、「漠然とは考えている」63.0%と合わせると、75.4%が自身のキャリアプランについて意識している。将来の進路は「エキスパート」志向が51.7%と「管理者」志向の34.8%を大きく上回り、特に女性でその志向が強い。男性では「エキスパート」と「管理者」への志向がイーブンであった。転職のイメージは「キャリアアップ」が多数派である。“出世”という言葉から浮かぶのは?「責任の増大」が最も多く27.1%、以下「努力・能力の証」22.8%、「所得の向上」20.5%と続く。女性では「所得の向上」が2位に挙げられている。(2へ続く)