「外国の人には理解しがたいだろうな」と思う日本の文化・風習は? |
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調査結果の概要
「2010年までに1000万人の訪日外国人誘致」を目標に、官民一体となって展開されている<ビジット・ジャパン・キャンペーン>。その一方で、外国人には到底理解できない、と思える日本の文化・風習はしっかり存在する。そこで、インターワイヤード(株)がそのような文化・風習についてアンケートした。最も多かったのは「お歳暮・お中元」。お世話になった人に対する感謝の気持ちを込め、年に2度贈り物をする習慣が1位となった。習慣自体を不要と考える人もおり、以前ほどではなくなったとはいえるが、外国の人には理解しがたいと日本人は考えているようだ。2位は「遠慮・謙遜」。一歩引いた姿勢が善しとされる日本人の考え方は、自己主張が当然といわれる欧米諸国とは180度異なると言える。同様の回答として、10位「わび・さび」、14位「あいまいさ」、16位「贈り物で“つまらないものですがと言う”なども挙げられている。多用される21位の「すみません」は、日本人には便利な言葉だが、外国の人には不思議なフレーズに違いない。5位には「宗教観」(“年末にクリスマス、年始にはお年玉など、様々な宗教的行事をイベントとして取り入れている”“いろいろな神様や仏様を拝んでいる”等の回答が寄せられた)がランクイン。「節分・豆まき」(4位)や「初詣」(13位)、ケーキを買って祝う「クリスマス」(28位)など、日本人ほど臨機応変に宗教イベントを楽しむ国民はいないのかも…。
調査結果
- 「外国の人には理解しがたいだろうな」と思う日本の文化・風習は?
- <全体>(単位:人)
1 お歳暮・お中元 319 2 遠慮・謙遜 189 3 正座 186 4 節分・豆まき 161 5 宗教観 159 6 おじぎ 145 7 家では靴を脱ぐ 141 8 納豆を食べる 138 9 風呂・湯船に浸かる 92 10 わび・さび 85 11 銭湯 75 12 茶道 70 13 初詣 65 14 (麺類などを)音を立てて食べる 62 14 あいまいさ 62 16 贈り物で「つまらないものですが」と言う 53 16 本音と建前 53 18 正月行事 47 19 お年玉 38 20 根回し 38 21 「すみません」と言う 36 21 畳 36 23 結納 34 24 お盆 33 25 箸(はし)を使う 31 26 年賀状 29 27 生魚を食べる 28 28 クリスマス 26 29 温泉 25 30 敬語 23 30 座禅 23 32 社交辞令 20 32 愛想笑い 20 - <男性>(単位:人)
1 お歳暮・お中元 100 2 宗教観 95 3 正座 83 4 納豆を食べる 69 5 節分・豆まき 67 6 おじぎ 56 6 遠慮・謙遜 56 8 家では靴を脱ぐ 52 9 わび・さび 50 10 初詣 42 11 銭湯 37 12 茶道 34 13 (麺類などを)音を立てて食べる 31 14 風呂・湯船に浸かる 28 15 あいまいさ 25 - <女性>(単位:人)
1 お歳暮・お中元 219 2 遠慮・謙遜 133 3 正座 103 4 節分・豆まき 94 5 おじぎ 89 5 家では靴を脱ぐ 89 7 納豆を食べる 69 8 宗教観 64 8 風呂・湯船に浸かる 64 10 本音と建前 39 11 銭湯 38 12 あいまいさ 37 13 贈り物で「つまらないものですが」と言う 36 13 茶道 36 15 わび・さび 35