「外国の人には理解しがたいだろうな」と思う日本の文化・風習は?

  • 調査期間
  • 2007/02/01~2007/02/08
  • 調査対象
  • 実施先のモニター会員の男女 5,308人 (男性 2,339人、女性 2,969人)
  • 調査方法
  • インターネット調査

調査結果の概要

「2010年までに1000万人の訪日外国人誘致」を目標に、官民一体となって展開されている<ビジット・ジャパン・キャンペーン>。その一方で、外国人には到底理解できない、と思える日本の文化・風習はしっかり存在する。そこで、インターワイヤード(株)がそのような文化・風習についてアンケートした。最も多かったのは「お歳暮・お中元」。お世話になった人に対する感謝の気持ちを込め、年に2度贈り物をする習慣が1位となった。習慣自体を不要と考える人もおり、以前ほどではなくなったとはいえるが、外国の人には理解しがたいと日本人は考えているようだ。2位は「遠慮・謙遜」。一歩引いた姿勢が善しとされる日本人の考え方は、自己主張が当然といわれる欧米諸国とは180度異なると言える。同様の回答として、10位「わび・さび」、14位「あいまいさ」、16位「贈り物で“つまらないものですがと言う”なども挙げられている。多用される21位の「すみません」は、日本人には便利な言葉だが、外国の人には不思議なフレーズに違いない。5位には「宗教観」(“年末にクリスマス、年始にはお年玉など、様々な宗教的行事をイベントとして取り入れている”“いろいろな神様や仏様を拝んでいる”等の回答が寄せられた)がランクイン。「節分・豆まき」(4位)や「初詣」(13位)、ケーキを買って祝う「クリスマス」(28位)など、日本人ほど臨機応変に宗教イベントを楽しむ国民はいないのかも…。

調査結果

「外国の人には理解しがたいだろうな」と思う日本の文化・風習は?
<全体>(単位:人)
1お歳暮・お中元319
2遠慮・謙遜189
3正座186
4節分・豆まき161
5宗教観159
6おじぎ145
7家では靴を脱ぐ141
8納豆を食べる138
9風呂・湯船に浸かる92
10わび・さび85
11銭湯75
12茶道70
13初詣65
14(麺類などを)音を立てて食べる62
14あいまいさ62
16贈り物で「つまらないものですが」と言う53
16本音と建前53
18正月行事47
19お年玉38
20根回し38
21「すみません」と言う36
2136
23結納34
24お盆33
25箸(はし)を使う31
26年賀状29
27生魚を食べる28
28クリスマス26
29温泉25
30敬語23
30座禅23
32社交辞令20
32愛想笑い20
<男性>(単位:人)
1お歳暮・お中元100
2宗教観95
3正座83
4納豆を食べる69
5節分・豆まき67
6おじぎ56
6遠慮・謙遜56
8家では靴を脱ぐ52
9わび・さび50
10初詣42
11銭湯37
12茶道34
13(麺類などを)音を立てて食べる31
14風呂・湯船に浸かる28
15あいまいさ25
<女性>(単位:人)
1お歳暮・お中元219
2遠慮・謙遜133
3正座103
4節分・豆まき94
5おじぎ89
5家では靴を脱ぐ89
7納豆を食べる69
8宗教観64
8風呂・湯船に浸かる64
10本音と建前39
11銭湯38
12あいまいさ37
13贈り物で「つまらないものですが」と言う36
13茶道36
15わび・さび35
調査実施先:インターワイヤード(株)